メッセンジャー・あいはら「2階建ての家かと…」 岸和田城でトークイベント
2023年11月26日 20:23
芸能
国指定名勝の岸和田城庭園「八陣光の庭」は昭和の庭園家・重森三玲が作成した回遊式枯山水庭園。古代中国、三国時代に活躍した諸葛孔明の「八陣法」をイメージしたもの。周囲360度、どの角度からも鑑賞できる。岸和田城の天守閣最上階からはその全貌を眺められる。
平和への願いがこの庭に込められているという。岸和田市教育委員会郷土文化課の山岡邦章さんが昨年、「八陣光の庭」に隠された、ある謎を解明し論文として発表。注目された。
岸和田城の西側にある魅力的な庭の存在について、岸和田育ちのあいはらも「お城には登ったけど、庭のことは全く知らなかった」という。若い頃に「南海電車から見えるけど、2階建ての家かと思った」というネタでイジっていた。トークショーが開催された二の丸広場に「伏見櫓(やぐら)」があることを知らず「お猿とおでんの店があったことぐらいしか」と冷や汗をかいた様子。山岡さんから熱心に解説され「もっと注目してほしい。PRせなアカン。新しい魅力があります」と地元愛をフルに発揮していた。
トークショー後には「八陣光の庭」イルミネーションの点灯セレモニーがあり、制作者の美術家・高橋匡太氏が出演した。イベントは12月3日まで。