BAND-MAID 初の横アリで10周年集大成ライブ!自己最長3時間半で33曲披露

2023年11月27日 00:00

芸能

BAND-MAID 初の横アリで10周年集大成ライブ!自己最長3時間半で33曲披露
ロックバンド・バンドメイドが、横浜アリーナで10周年を記念したツアーのファイナルを初開催。「自分たちの力だけじゃここに立てなかった」と感謝したボーカルのSAIKI(photo by Viola Kam) Photo By 提供写真
 メイド姿の5人組ロックバンド・BAND-MAID(バンドメイド)が26日、結成10年記念ツアーの最終公演を横浜アリーナで初開催した。ボーカル・ギターの小鳩ミク(年齢非公表)が「10周年の集大成を見せたい」と意気込んだライブは、単独で最大規模となる8000人を動員。バンド史上最長の約3時間半に及ぶもので、自らの記録を更新した。
 国内外からファンが集結した会場では、代表曲「Thrill(スリル)」のほか、未発表の新曲など33曲を演奏。ギターのKANAMI(年齢非公表)とベースのMISA(年齢非公表)が向き合ってバトルしたほか、ボーカルのSAIKI(年齢非公表)が「Choose me(チューズ・ミー)」でグランドピアノの引き語りを披露するなど、盛りだくさんの内容で魅了した。

 MCでは結成時にギターの演奏ができなかった小鳩が、ギターソロを披露するまでになったことをKANAMIが「素晴らしい」と称える場面もあった。小鳩はそのほかの“進化”として「メイド服がシックな形に変わったことをお知らせします“ぽ”」独自の言い回しで、カチューシャのフリルが小さくなったことなどを明かしていた。歓声を送り続けるファンにSAIKIは「自分たちの力だけじゃここに立てなかった。皆さんの応援のお陰」と感謝した。

 終盤には10年前に渋谷のライブハウスに出演したときの映像が、ステージ背後の巨大スクリーンに映し出される時間も。メイド服に身を包んだ5人が頭を激しく揺らしながらライブをする様子を目にしたメンバーからは「恥ずかしい」、「みんな見ないで」と声が上がっていた。過去映像の中には、小鳩が語尾に“ぽ”を付けないMCもあり、小鳩は膝から崩れ落ちていた。

 熱狂に包まれた会場には、インディーズ時代に制作した「FORWARD」を投下。2019年以来となる、新アレンジでの演奏に、歓喜の声が上がっていた。

 今年は2月にロックバンド・X JAPANのリーダー、YOSHIKIが率いるバンド・THE LAST ROCKSTARSが米国で開いた初ライブでオープニングアクトを務めたほか、8月には日本人アーティストとして13年ぶりに米国3大野外フェス「ロラパルーザ・シカゴ」に出演。メキシコでのステージを含む北米ツアーを成功させるなど目標の“世界征服”に向け、着実に歩みを続けている。節目を経て、2024年を「新章開幕」とし、さらなる進化を見据える5人。フルアルバムの発売を来夏に、ホールツアーの開催も決まった。ほか、海外アーティストとのコラボレーションも予定している。

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