「もしも家康が総理大臣になったら」映画化 主演・浜辺美波「自分へのご褒美」 首相・家康は野村萬斎

2023年11月27日 05:00

芸能

「もしも家康が総理大臣になったら」映画化 主演・浜辺美波「自分へのご褒美」 首相・家康は野村萬斎
ビジネス小説もしも徳川家康が総理大臣になったら映画化 Photo By 提供写真
 発行部数11万部を超えるベストセラーのビジネス小説「もしも徳川家康が総理大臣になったら」(サンマーク出版)が、浜辺美波(23)主演で映画化されることになった。
 2020年初め、新型コロナウイルスの感染拡大により首相官邸でクラスターが発生。首相が感染して急死し、初期のコロナ対応に後れを取った政府が、人工知能(AI)とホログラムによって歴史上の英傑を次々と復活させて組閣するストーリー。首相は徳川家康、官房長官は坂本龍馬が就き、それぞれ野村萬斎(57)、赤楚衛二(29)が演じる。浜辺は内閣の真相に迫るテレビ局政治部の新人記者役だ。

 アベンジャーズならぬ“偉人ジャーズ”の最強内閣は日本をロックダウンし1人50万円の給付金、リモート万博など大胆な政策を即断、即決し、日本を再生させていく。だが、閣僚たちが抱える思惑が徐々に見え始め、そのことにいち早く気づいた主人公がスクープを狙おうとする。

 浜辺は「台本を読んで最高に元気が出たことは、さまざまな時代の偉人たちが一堂に会すること。コロナ下の日本なので、現実世界でもしあったらと考えさせられる物語にとても引かれました」と感想。今月初旬にクランクインし「自分へのご褒美のような作品。役柄と一緒に猪突猛進して、最後までのびのびと楽しく演じていきたい」と意欲的に取り組んでいる。

 赤楚は“時代もの”は初挑戦で「全力で激動の時代を生きた坂本龍馬を演じていけたら」と抱負。萬斎は「周りの意見を見聞きしてジャッジしていくというのは、少し自分自身の日常と重なる部分もある。時代劇と現代劇が組み合わさることで物語が大きく飛躍し、エンターテインメントとして深く突き詰めることができるような気がしています」と、家康同様の泰然自若な構えで撮影に臨んでいる。

 偉人たちがスマートフォンやリモート会議などIT技術を駆使する映像表現にも注目で「テルマエ・ロマエ」や「翔んで埼玉」などで知られる武内英樹監督(57)の手腕に期待が高まる。来年7月26日に公開される。
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