小柳ルミ子 「新三人娘」でバチバチだった相手「私の方がレコードは売れているのにとか」

2023年11月29日 23:01

芸能

小柳ルミ子 「新三人娘」でバチバチだった相手「私の方がレコードは売れているのにとか」
小柳ルミ子 Photo By スポニチ
 歌手小柳ルミ子(71)が、29日放送のBSフジ「昭和歌謡パレード」(水曜後10・00)にゲスト出演し、「新三人娘」時代の秘話を明かした。
 宝塚歌劇団を退団後に歌手、女優としてデビューした小柳。71年のデビュー曲「わたしの城下町」でいきなりミリオンヒットを飛ばし、日本レコード大賞の新人賞を受賞した。その後も「瀬戸の花嫁」などヒットに恵まれ、同期デビューの天地真理、南沙織と「新三人娘」の愛称で親しまれた。

 しかし、待遇的には同じ事務所の天地とは格差があったという。司会の中山秀征から「真理ちゃんは別格みたいなところはあったんですか?」と問われると、「…言いたくないけど、そうね」と表情を曇らせた。さらに「私のマネジャーと真理ちゃんのマネジャーもバチバチでしたから。穏やかじゃない。ホントに打倒真理、打倒ルミ子みたいな感じで、すごかったですよ」と、同事務所でも激しいバトルを繰り広げていたという。

 天地との関係性について突っ込まれると、「どこまで言っていいんだか…」とワンクッション置き、悔しかった思い出を明かした。「たとえば、テレビ局入ります。私と沙織ちゃんは大部屋というか、みんながいるメークルームでメークするの。真理ちゃんは個室なの。違うの」。その待遇格差に対する悔しさもあったといい、「だって私の方がレコードは売れているのに…とか思っちゃうわけだし。10代だもの」とプライドをのぞかせた。

 さらに、プライドを傷つけられる出来事は、他にも。当時の会社の重役を挙げ、「あの方が会社で会うと、“ああ、真理ちゃん”って呼ぶの。間違えちゃうの。ルミ子なのに。心ズタズタですよ」と本音をこぼした。

 当時の小柳は、よくマネジャーや母に泣きついていたという。「毎日のように泣いてね、私のマネジャーとお母さんに。“何であんなに扱いが違うと?”って」。そんな小柳に、母は「まじめに一生懸命やってなさい。そのうち必ずいいことがあるから」と励ましてくれたことを明かした。
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