辛坊治郎氏 万博開催地は「管理に金が出て行く一方」 開催で「固定資産税等を含め税収見込める」

2023年11月30日 18:53

芸能

辛坊治郎氏 万博開催地は「管理に金が出て行く一方」 開催で「固定資産税等を含め税収見込める」
辛坊治郎氏 Photo By スポニチ
 キャスター辛坊治郎氏(67)が30日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」(月~木曜後3・30)に生出演し、この日で開幕まで500日を迎えた大阪・関西万博の開催について私見を語った。
 この日から前売り入場券の販売がスタート。18歳以上の前売り券は4000~6700円で、会期中に販売される1日券の7500円と比べ割安になっている。一方で万博に関しては、メキシコやエストニアといった参加を辞退する国が出始めたり、2350億円に及ぶ会場建設費問題などで、いまだに反対論も聞かれる。

 費用問題への批判について、辛坊氏は「“2000億円みたいな金があるなら、高齢者にまけ”って話しが必ずあるじゃないですか?高齢者の生活が厳しいから何とかしてあげなきゃ、ということはあるかもしれないけど、未来というものを考えていく時に、必要な投資はあるわけで」と自身の見解を示した。

 辛坊氏は「関西から来てますから、若干のバイアスはかかっていますけど、私は万博の開催地の状況をよく知っているんですよ」と述べ、万博の開催地・夢洲(ゆめしま)について解説した。「埋め立てしたものの、何十年も更地で放置されて、雑草生え放題で、管理に金が出て行く一方なんです。何の金も生まない、言っちゃなんだけど、金がかかるだけの荒地だった」。さらに「将来的なことを考えたら、あそこの開発って、万博があろうとなかろうと必要だった」と持論を口にした。

 万博に向けて、地下鉄の延伸が決定するなど、アクセスが大幅改善されるという。辛坊氏は「おそらく万博の後、あそこにいろんな建物ができると、固定資産税等を含めかなりの税収を見込める。アクセスが大阪市内から30分くらいで行くんじゃないかな?中心部から」と、将来的に大きな税収につながるメリットを説明した。

 辛坊氏は「万博開催が決まったのが2018年だから、5年くらいでもあきらかに関西の景気というか、いろんな意味で明るくなってます」と、自身の感覚を示した。その上で「全部が万博の効果だとは言わないけれど、そういうのを無視して、“2000億があるなら高齢者にばらまけ”という議論は違うんじゃないかなとは素朴に思います」と違和感を口にした。
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