藤井王将　出身地・愛知県瀬戸市の名誉市民に　地元のアピールポイントに「せともの祭、瀬戸焼きそば」

　藤井聡太王将（21）＝8冠＝が30日、名古屋市の愛知県公館で県民栄誉賞を授与されたのに続き、出身地の瀬戸市役所では名誉市民の推挙状を伝達され、9人目の名誉市民になった。 　伝達式後の会見では、瀬戸市のアピールポイントとして、「焼き物の町として“せともの祭”が開催されて子供の頃は毎年行った。陶磁器中心にお店がたくさん出ていて、とても楽しめる。あと瀬戸焼きそばというB級グルメがあって、おいしいので多くの方に食べてもらいたい」と笑顔で語った。

　史上最年少で名人を獲得した6月は7冠達成にちなんで700発の花火が打ち上げられた。

　8月には将棋祭りも開かれ、地域の活性化に貢献してきた藤井。「街全体で応援してもらえて励みになっている。応援を力にして、ぜひみなさんに良い報告ができるよう精進したい」と24年以降の活躍も誓った。