長嶋一茂 楽天・安楽のパワハラ騒動に「ロッカールーム…なんで誰も言わないのか。見て見ぬふりは…」

2023年12月01日 11:06

芸能

長嶋一茂 楽天・安楽のパワハラ騒動に「ロッカールーム…なんで誰も言わないのか。見て見ぬふりは…」
長嶋一茂 Photo By スポニチ
 元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂(57)が1日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。楽天が11月30日に後輩選手へのパワーハラスメント(パワハラ)行為が訴えられていた安楽智大投手(27)を自由契約とすると発表したことに言及した。
 1日に公示される保留選手名簿から外し、来季以降の契約を結ばない方針で、事実上の解雇。同投手がパワハラ行為についておおむね事実と認めたことから、厳しい処分が下された。

 11月25日に後輩選手へのパワハラ疑惑が表面化。球団は25、26日に選手、スタッフら計137人に緊急アンケートを実施した。回答率は92%。約10人が被害を訴え、さらに約40人がパワハラの事実を見聞きしたと答えた。球場のロッカールームで後輩選手を逆立ちさせて下半身を露出させ、陰部に靴下をかぶせる、食事の誘いを断ると深夜にしつこく電話をかける迷惑行為や、罰金の名目での金銭の徴収、暴言を用いた人格否定などの数々。アンケートを受け、森井社長らが29日に安楽への事情聴取を行い、暴挙の数々をおおむね認めた。

 一茂は「本当にとても残念だし、恥ずかしい話だし、と同時に憤りもフツフツと沸いてくることですよね。まず楽天の自由契約という判断、決断は正しかったと思いますけれども、例えば逆立ちさせて下着を脱がすとか、ロッカールーム内で行われたってことなんだよね。なんで誰も気付かないで、誰も言わないのかっていうところも含めて、これはコーチ、監督の責任もある。ロッカールームはトレーナーも含めてコーチもコミュニケーション取りに行く場所ですし」と指摘し、「誰か気付くだろうと。だって、こんな10人もっていうレベルですから、もしかしたらもう少しいるかも知れない。それをある意味、見て見ぬふりをしてみたいなところは、とても僕は組織として、チームとして恥ずかしいね」と話した。

 そして「あと本人、謝罪してこれからっていう形でまだ27歳だから、考えているのは分かるんだけども、これは1回ユニホーム脱がなきゃダメです。ユニホームを脱いでボール拾いとグラウンド整備からスタート。野球をやってる選手たちを見て、野球をやれることの尊さだったり、ありがたみだったりだとか、そういうところからまずやらないと、また再発しちゃう」とし、「まず本当にゼロからスタートしてほしいなと思います。ちょっときつい言い方したかも分からないけれども、まだまだ才能もある選手だし、50試合中継ぎで出るって大変なことですから、ほぼ毎日ベンチに入ってますから。でも子供たちが見てるから。彼にどんなに実力があったって、子供たちのヒーローにはならないよ、こんなことやってたら」と語気を強めた。「まずはそこから反省してもらって謝罪、1回ユニホーム脱いで、グラウンド整備、ボール拾い、裏方に回って選手たちのことをバックアップ、これはどこの球団になるか分かりません」と言い、「怒りしかない。恥ずかしい」と最後まで怒り心頭だった。
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