日大アメフト部 薬物“もみ消し”疑いの監督に識者「会見に監督は出て来るんですよね?」

2023年12月01日 15:45

芸能

日大アメフト部 薬物“もみ消し”疑いの監督に識者「会見に監督は出て来るんですよね?」
日本テレビ社屋 Photo By スポニチ
 大学ジャーナリスト石渡嶺司氏が1日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜後1・55)に生出演し、麻薬と認識して覚醒剤を所持したとして麻薬取締法違反(所持)の罪に問われた日大アメリカンフットボール部の3年生部員・北畠成文被告(21)の初公判について、コメントした。
 同部の違法薬物事件をめぐっては、8月に寮内で大麻や覚醒剤成分を含む錠剤が見つかり、北畠被告が逮捕。一連の事件では部員3人が逮捕されたほか、先月30日付で4人目が書類送検されており、立件は4人目と、事件は広がりを見せている。

 この日、東京地裁で開かれた初公判(池田知史裁判官)で北畠被告は、部内で大麻を使用していたと認識しているのは「10人程度」と述べた。この一言に、石渡氏は「はっきり共有していたとみる方が自然ですね」と指摘。「(逮捕者は)北畠被告を含めて3人なわけですから、10人程度なら残り7人は誰なのか?日本大学が調査すべき話かなと思います」と、大学による調査の必要性を訴えた。

 また北畠被告は「監督からは“沢田副学長に見つかって良かったな”と言われた」と述べ、「沢田副学長がもみ消すんだと思い少し安心した」したとも明かした。これについて石渡氏は「これを聞いて非常に驚きました。北畠被告の話が真実だとすれば、調査の時にアメフト部の監督が同席していたということになります。まして“沢田副学長に見つかって良かったな”ということは、警察等に提出するわけではないということを示唆しているわけです」と、犯罪の隠蔽に中村敏英監督も加担した可能性があることを問題視した。

 石渡氏は「監督がいまだに記者会見に出てきているわけでもなく、学内で処分されたわけでもない」と、大学側が監督に対して何のアクションも起こしていないことを疑問視。「4日に林理事長は記者会見されるけど、この席に当然、監督は出て来るんですよね?ということは強くお話ししたい」と、中村監督の出席を求めた。
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