「TOZ」ハルト 日米中韓4カ国語&こだわりのラップ、投げキスまで… 技術を支える多芸な「唇」

2023年12月04日 06:00

芸能

「TOZ」ハルト 日米中韓4カ国語&こだわりのラップ、投げキスまで… 技術を支える多芸な「唇」
笑顔で唇を指さすTOZのハルト(撮影・木村 揚輔) Photo By スポニチ
 【パーカク パーツカクダイ】人気ボーイズグループのメンバーからスポニチが“推しのパーツ”を拡大し、深掘りする「パーカク」。9月にデビューした4人組「TOZ」ハルト(19)の注目は、得意のラップを奏で、常に振動を続ける唇です。(山内 健司)
 取材前後のリラックスタイムは絶えず歌を口ずさむ。グループでの立ち位置は「芸人」という人一倍の話し好き。ファンに投げキスを求められることも多く、ふっくらした唇は常に動いている。得意のラップにも欠かせない。「破裂音は唇を“パッ”ってやった方が発音が快感で気持ちよく聞こえる」。ダンスでも常に動かすことで表情が豊かになる。

 日本語だけでなく英語、韓国語、中国語の4カ国語を操る唇だ。大阪で生まれ、4歳で渡米。ブロードウェーなどで歌やダンスに自然と触れ、魅了された。中学3年間は日本で生活し、芸能事務所に所属し子役デビューも。BTSに憧れ、歌やダンスのスキルをより磨きたいと思うようになった。付属中学から高校、大学と見えていた道を降り、高校から単身韓国へ。両親の引き留めを「高校卒業までデビュー見込みがなければ帰国する」という覚悟で説得したという。

 2021年に参加したオーディション番組では「アイドルになりたい思いが強すぎて硬い印象になってしまった」と回顧する。続いて参加した「BOYS PLANET」では、楽しんで自分の魅力を伝えることに注力。最終メンバーには残れなかったが「人生で一番必死に頑張ったと思えた。悔いは全然ない」と晴れ晴れ。その後、同番組に参加していた他の3人と「TOZ」を結成。9月にデビューを果たした。

 「まずは日本で国民的アイドルに。そこから世界で戦えるアーティストへ」というのがグループの目標。個人としては「米国生活が長かったので、英語で歌いたいし、海外アーティストとコラボしたい。それこそラップ!米国は唇の技術が奥深いんです」と目を輝かす。芝居などにも前向きで「やりたいことたくさんあります。エネルギーが満ちあふれています」。その唇を震わせて出る夢の数々を、現実にしていく姿を見届けたい。


 ◇ハルト 2004年(平16)11月16日生まれ、大阪府出身の19歳。特技はラップ、手首で拍手。趣味は語学勉強、人間観察、オートミールレシピの開発。1メートル70。血液型AB。

 ◇TOZ(ティオジー)オーディション番組「BOYS PLANET」に参加した日本人メンバー4人で結成されたグループ。9月27日にミニアルバム「FLARE」で日本デビュー。グループ名の由来は「To Our Zone」で「私たちの世界へようこそ」という意味が込められている。

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