NHK局内で性被害 男性が事務所との面談で感じた雰囲気「高圧的な印象を持って萎縮してしまった」
2023年12月04日 20:36
芸能
問題を巡っては、NHKやテレビ朝日、TBSの局内でも被害を訴えている人がいることが、各局の取材や関係者の証言で明らかになっている。番組には、NHKの局内で被害を受けた30代男性が出演した。
男性は高校生だった02年秋、事務所に履歴書を送ったところ、NHKで「ザ少年倶楽部」収録のオーディションを行う旨を通知されたという。男性によると、振り付けの先生とジャニー元社長が見守る中、振り付けのレッスンに精を出していたが、休憩時間にジャニー元社長からトイレに呼び出され、個室で性被害を受けた。「これを我慢していかないと夢が叶えられないのか」。その後も5回ほど同様の被害を受け、数カ月後に意を決して拒んだところ、事務所からの連絡が途絶えたという。
男性による被害申請内容は、他のタレントやNHKの番組担当者の証言とも多くが一致。その後、事務所側から連絡があり、NHK局内の構造などを約1時間、質問されたという。
ところが、事務所側からは「さらなる確認を要する」と“保留”の返答だったという。「当時の知りうる限りの情報をお伝えしたんですけど、信じてもらえないという状況はすごくつらかったですね。結構、高圧的な印象を私は持って、萎縮してしまった」と、面談で感じた雰囲気を打ち明けた。