梅沢富美男　「24時間テレビ」寄付金着服に怒り「懲役行かせないと、抑止力になりませんよ」

　俳優の梅沢富美男（73）が4日、TOKYO　MX「バラいろダンディ」（月～金曜後9・00）に生出演し、日本テレビ系列の日本海テレビジョン放送（本社鳥取市）の元経営戦略局長の男性が、「24時間テレビ」の寄付金の一部を着服していた件について憤りを口にした。 　同局は、着服金の中には同社で放送したチャリティー番組「24時間テレビ」の寄付金も含まれていたと発表。先月27日付でこの男性を懲戒解雇し、28日に鳥取署に被害届を提出した。着服額は計1118万2575円に上るといい、内訳は24時間テレビの寄付金264万6020円と、会社の売上金などの資金853万6555円。元局長は税務調査により着服が発覚するのを恐れ、今月9日に自ら会社に申告した。

　過去に同番組に出演したこともある梅沢は「会場でお仕事やらせてもらっているけど、みんな貯金箱を置いて行ってくれるけど、その貯金箱の中身がいくらなんて分からないからさ」とコメント。「いろんな集まってやってるのが24時間だから、こんなことが起きるんじゃないかと10年くらい前から心配してたけど、あったんだね」と残念そうにつぶやいた。

　梅沢の言葉は、徐々に怒りを帯びていった。「こんなことがあっちゃダメだ。必要としている人がたくさんいるんだよ。その募金を着服した。ただただ“遊びに行きたかった。スロットに行きたかった。酒を飲みたかった”とか、ホントにバカ野郎だね」と、元役員を猛烈批判。「泥棒だからね。“返します”なんて日本海テレビの幹部が言っていたけど、懲役行かせないと、抑止力になりませんよ」と、怒りをにじませた。

　また梅沢は「『24時間テレビ』というのをやって、それを必要としている人がたくさんいるんだ。その上でちゃんとしてあげないと、やりにくいんじゃないかな、これ番組を」と、番組制作への影響も心配していた。