自民裏金疑惑　宮根誠司、幹部8人会合後の談話予想が大当たり「パーティー自粛って言われてもね」

　フリーアナウンサー宮根誠司（60）が6日、日本テレビ系「情報ライブ　ミヤネ屋」（月～金曜後1・55）にMCとして生出演し、自民党派閥の政治資金パーティー券の裏金疑惑を受けて自民党の幹部8人が緊急会合を開いたことについてコメントした。 　東京地検特捜部は、自民党派閥の政治資金パーティー券問題で、安倍派（清和政策研究会）からキックバックを受け、裏金にしたとされる所属議員の秘書らを任意で事情聴取。派閥からの還流で少なくとも数千万円を受領した所属議員がいたとみられる。

　特捜部は政治資金規正法違反（不記載・虚偽記入）の疑いで捜査。受領額が多い議員を抽出し、13日の国会閉会後、一斉に聴取する見通しとなっている。

　一連の問題を受けてこの日、緊急会合に出席したのは、総裁の岸田文雄首相（岸田派）、麻生太郎副総裁（麻生派）茂木敏充幹事長（茂木派）森山裕総務会長（森山派）萩生田光一政調会長（安倍派）小渕優子選対委員長（茂木派）関口昌一参院議員会長（茂木派）世耕弘也参院幹事長（安倍派）の8人とみられ、会合は30分ほどで終了した。

　支持率最低を更新し続ける岸田内閣にとっては、政権運営にさらなる打撃を与えかねないスキャンダル。宮根は「ここで“当面は派閥のパーティーを自粛します”って言われてもね」と、ジョークまじりに岸田首相の肩すかし回答を予測し、笑わせた。

　岸田首相はその後、記者のぶら下がり取材に応じ、「まずは政策集団のパーティーにつきましては、党として信頼回復に向けての取り組みを明らかにするまではパーティーの開催を自粛すること。年末年始の派閥行事も自粛することを申し合わせ決定し、確認しました」と述べた。

　宮根の予想は、はからずも大当たり。「最近の岸田総理って、本当に抽象的な物言いって感じしません？」と、失望感をあらわにしながらコメンテーターの橋下徹氏に問いかけていた。