杉村太蔵　自民党裏金疑惑をバッサリ「完全に裏金を目的としているとしか…。断言して大丈夫」

　元衆院議員でタレントの杉村太蔵（44）が6日、TOKYO　MX「バラいろダンディ」（月～金曜後9・00）に生出演し、議員時代に政治資金パーティーに出席した経験を明かした。 　自民党派閥の政治資金パーティー券問題で、安倍派（清和政策研究会）からキックバックを受け、裏金にしたとされる所属議員の秘書らを、東京地検特捜部は任意で事情聴取。派閥からの還流で少なくとも数千万円を受領した所属議員がいたとみられる。特捜部は政治資金規正法違反（不記載・虚偽記入）の疑いで捜査。受領額が多い議員を抽出し、13日の国会閉会後、一斉に聴取する見通しとなっている。

　杉村はパーティーの経験について聞かれると、「ああ、ありますよ」と告白。「パーティーというと楽しい、たくさん料理が出たりというイメージじゃないですか？政治資金パーティーはそういうイメージじゃなくて、水1杯とかも普通にあるし、政治活動に使って下さいという政治資金集めですから。一般的なパーティーと言われると感覚は違うかもしれない」と説明した。

　杉村が出席したのは、先輩議員のパーティーだという。「先輩議員がやるパーティーに“お前も来い”と、議員として（言われた）」と振り返り、「僕は払わなくていいと言われた。ご招待みたいなので」。その言葉に甘え、参加費を払わなかったが、「僕もご招待を真に受けて行ったんですけど、普通はいくらか包むらしいんですけど、空気を読んで。ご招待と言えど…」とぶっちゃけ、笑わせた。

　派閥を挙げてのパーティーだけに、組織だった疑いも無視できない。杉村は「グレーじゃなくて黒でしょう。完全に裏金を目的としているとしか考えられない。断言して大丈夫」と強気に言い放った。キックバック自体は「（政治資金）報告書に記載すればまったく問題ない」というが、問題になるのは不記載のケース。「何で記載しないかというと、自由にお金を使いたいから。政治活動以外、または政治活動だったとしても、よくあるでしょう？選挙で現金で買収したって。そういうカネに使われてるんじゃないかって、僕も検察も疑っている」と推測していた。

　清水ミチコから「自白みたいな感じですけど」といじられると、杉村は「僕は出席しただけですから」と否定。思い切った発言に、MCのふかわりょうからは「今日、防弾チョッキ着てます？」と心配されていた。