ココリコ遠藤章造 あの名選手との遭遇で人生激変 会心の当たりのはずが「うっそー、捕られんの!?」
2023年12月07日 16:49
芸能
そして「絶対に甲子園に行きたい」と香川・寒川高校に進学。しかし全国大会に出場の夢はかなわず、逆に遠藤に声を掛けてくれた他の7校は全て甲子園に行ったという。「すごい運の悪い…そこ以外を選んだら甲子園に行けてたのに、なぜそこを選んだんだっていう…」と巡り合わせの悪さを笑いとともに振り返った。
高校最後の試合では強豪・尽誠学園と対戦した。相手エースはその後プロ野球の西武やダイエー・ソフトバンクでプレーした宮地克彦氏。「これが俺の最後のバッターボックスだと思って。このピッチャーからヒット打てたら上でやれる自信あるかもと思って、ヒット打ったら大学か社会人で(野球を続ける)、打てなかったらやめようと思って」と心に決めて打席に入った。そしてインコース低めのボールを「会心の当たり」で捉えたが、相手センターの超ファインプレーでアウトに。「うっそー、捕られんのあれ!?」と驚き、そこできっぱり「野球はやめよう」と決心したという。
「あの打球をファインプレーされて捕られるなんて。その捕った人がのちのYAWARAちゃんのダンナさんの谷選手だったんですよ」。当時の尽誠学園のセンターはのちにオリックス、巨人などで活躍した谷佳知氏だった。
それから時が経ち、遠藤は谷氏にそのエピソードを話したが、谷氏は覚えていなかったという。「そりゃそうですよね。谷くんからしたらただの普通のプレーですから。でも俺からしたらターニングポイントですから。人生変わりましたからね」と振り返っていた。