クミコ “美輪明宏リスペクト”黒ドレスで「ヨイトマケの唄」今年歌い納め フルコーラス熱唱

2023年12月07日 20:38

芸能

クミコ “美輪明宏リスペクト”黒ドレスで「ヨイトマケの唄」今年歌い納め フルコーラス熱唱
クミコ Photo By スポニチ
 歌手のクミコ(69)が、7日放送のBSテレ東「日本歌手協会歌謡祭~第三夜~」(後6・00)に出演し、「ヨイトマケの唄」をフルコーラスで披露した。
 男社会の土木作業現場で働き、家計を必死に支えた母への思いを歌った美輪明宏の名曲。同曲の今年歌い納めとなる舞台で、クミコは約6分半の世界を表現し切った。

 シャンソン喫茶の老舗・銀座「銀巴里(ギンパリ)」から世に出たクミコにとって、「ヨイトマケの唄」は、ゆかりの深い楽曲でもある。銀巴里の大先輩でもある美輪が、炭鉱で働く人たちに感動して作った楽曲を、クミコ自身が金子由香利のシャンソン「時は過ぎてゆく」とともにカバーし、7月にシングルとしてよみがえらせた。

 12年の「第63回NHK紅白歌合戦」では、美輪が普段のカラフルないでたちと一変した、黒髪に全身黒の衣装で歌唱し、大きなインパクトを残した。この日のクミコも、美輪へのリスペクトを示すように、黒い肩出しドレスで熱唱を届けた。

 自身の出自と重なる曲でもある。10月にTBSラジオ「生島ヒロシのおはよう定食/一直線」にゲスト出演した際には、「本当はこの歌は絶対自分が歌うことないと思ってたんですけど、“主人公がエンジニア”という歌詞が自分の父親と重なっちゃって…」。95歳の父への思いを込めた歌唱でもあった。
【楽天】オススメアイテム