石破茂氏 派閥政治への批判高まるも、資金の収支さえガラス張りなら派閥は長所ばかり!?

2023年12月08日 21:13

芸能

 自民党の石破茂元幹事長が8日、MBSテレビ「よんチャンTV」に中継で出演し、派閥に関する自身の考えを示した。
 「政治とカネ」の問題がクローズアップされるたびに批判が集まる自民党の派閥政治。今回の政治資金パーティー券のキックバックによる裏金疑惑も、派閥ぐるみの可能性を指摘されている。しかし、石破氏は派閥について肯定的。出演したMBSテレビに「会社の中で派閥はないですか?社長派とか専務派とか、もしくは大学が同じとか」と問いかけた。そのうえで「人が集まれば派閥ができるのは至極当然。そうでないほうが不自然」とも語った。

 自民党内で集まると、来年の税制や予算などについての議論が中心で「基本的には目の前のことばかりが議論の対象になる」と明かす。派閥は考えの近い議員が集まるため「もっと緊密な関係を築ける。だから5年後、10年後を見据えた政策の勉強会だってできる。また派閥の中でも政策に強い人、選挙に強い人などいろいろ。それぞれが補い合って助け合える」と長所を語った。

 ただ、強い仲間意識があるゆえんか、石破氏が語るような政策共有などの本来の目的とは、まるで違うところへ向かってしまう悪しき面も党の歴史が証明している。石破氏は「とにかく入ってくるお金と出ていくお金の流れがはっきりわかるように示すことが大事」と資金管理の重要性を説いていた。
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