旧ジャニ新社名発表「STARTO ENTERTAINMENT」“STARと未来へ”思い込め

2023年12月09日 05:10

芸能

旧ジャニ新社名発表「STARTO ENTERTAINMENT」“STARと未来へ”思い込め
独立、TOBE、契約解除…旧ジャニーズ事務所タレントの現状 Photo By スポニチ
 旧ジャニーズ事務所の性加害問題を巡り、同事務所から社名変更したSMILE―UP.(スマイルアップ)は8日、タレントのマネジメントなどを担う新会社の社名を「STARTO ENTERTAINMENT(スタートエンターテイメント)」に決めたと発表した。最高経営責任者(CEO)には、本紙既報通りコンサルティング会社「スピーディ」社長の福田淳氏(58)が就任。スマイルアップ副社長の元V6井ノ原快彦(47)は8日付で退任し、スタート社の最高執行責任者(COO)に就いた。
 新会社の社名はファンから公募し、新会社の公式ウェブサイトで14万156件の応募があったと報告された。そのうち「STARTO」は11件あったという。候補全てに目を通し、井ノ原が「ピンときた」と目に留まったのがこの名前だった。

 社名に込められた意味は「STAR(スター)+と(未来へ向かう)」。CEOに就任した福田氏は「今いるスターたちと、これから出現するスターたち。それぞれの個性や目標に寄り添い、伴走する。そして、ここから新たな伝説をスタートする」と説明した。

 この日、ファンクラブサイトに動画をアップし、福田氏と井ノ原が新会社について説明。オールバックの金髪が目を引く福田氏は「緊張してます」と話しながらも、終始落ち着いた口調で意気込みなどを語った。白い歯を見せてはにかむ場面もあった。当初、事務所を巡る問題に「批判的な立場の一人だった」としたが、10月2日の事務所の会見で考えが一変。欠席した藤島ジュリー景子前社長が寄せた手紙に「凄く人間味を感じた」と明かした。

 福田氏は既に約160人のタレントと面談したという。井ノ原は「厳しい状況で引き受けてくれた。タレントの気持ちを分かってくれて、経営の力量を持っている人は多くない」と感謝した。

 新会社は同17日に設立。本格始動は来年4月の予定で、福田氏は「新しい社屋を見つけたり、いろんな経営のことをやらなければならず、それに集中してやって、来年春ごろには本格稼働すると思う」と説明。今後もしばらくは下準備が続きそうだ。

 当初はエージェント会社を立ち上げるとしていたが、業態はマネジメントとエージェントのどちらも手がけるハイブリッド型となった。一方、スマイルアップは性加害の被害者補償のみを行う会社として存続。補償が終わり次第、廃業するとしている。井ノ原はこの日、スマイルアップ副社長を退任した。

 設立から発表まで2カ月近くを要した。スマイルアップの被害者補償がなかなか進まなかったことや、被害を訴えていた元ジャニーズJr.の40代男性が遺体で発見されていたことが先月14日に分かったことが影響した可能性がある。また「福田氏と社員との距離を縮める時間が必要だった」と話す関係者もいるほか、資金調達に難航したとの情報もある。

<初めてファンに肉声であいさつ>福田氏が肉声でファンにあいさつするのは、この日が初めて。既に社員に向けての所信表明といえるあいさつは行っている。

代表を務めるスピーディでは米国式のエージェント制を取り入れ、女優のん(30)の業務を手がけてきた。新会社の社長就任へ具体的な動きが出たのは10月初旬。「NPOの友人からの紹介でジュリーさん、東山さん、井ノ原さんにお会いした」と明かし、旧事務所の藤島ジュリー景子前社長や東山紀之社長と対面した。

 井ノ原は「最初は社長をお願いするということではなかった」と明かし、「何度かお会いし、アドバイスを頂く中、ぜひ福田さんにお願いしたいという気持ちになった」といい、自ら福田氏にオファーをかけたと明かした。
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