役所広司　カンヌのスピーチでややスベリのほろ苦経験「ジョークのつもりで最初に言ったんですよ」

　俳優の役所広司（67）が、10日放送のTBS系「日曜日の初耳学」（日曜後10・00）にゲスト出演し、カンヌ映画祭のスピーチ秘話を明かした。 　今年の同映画祭で、役所は主演作「PERFECT　DAYS」（監督ビム・ベンダース）での演技が評価され、日本人として史上2人目の最優秀男優賞を受賞した。栄えあるスピーチの場で、役所は「私は賞が大好きです」と発言し、話題になっていた。

　その発言の意図を聞かれ、役所は「カンヌのプレゼンターの人が、“男の人が賞が大好きなのよね”とおっしゃった」と前段を明かした。通訳からその言葉を聞いた役所は、「その言葉が頭にあって、ジョークのつもりで最初に言ったんですよ」と話した。しかし、場内の反応はややスベリな感じになってしまい、「そしたら、薄～い笑いがきたんですけど、全然ダメだった」と苦笑いで振り返った。

　日本メディアの記事では、「私は賞が大好き」との見出しが躍った。役所は「賞にがっついてる男みたいに言われたんですよ」と話していた。