日向坂46　2年連続ハマスタで「ひな誕祭」開催　全国ツアーファイナルで発表

　アイドルグループ「日向坂46」が10日、全国ツアーの最終公演をKアリーナ横浜で行い、毎年恒例のデビュー記念イベント「ひな誕祭」を来年4月6、7日に横浜スタジアムで開催することを発表した。 　アンコールのステージを終えると、キャプテンの佐々木久美（27）が「今日で今年のライブは終わりなのですが、皆さんにお知らせがあります！」と切り出した。スクリーンには「5回目のひな誕祭＠横浜スタジアム」の文字。今年に続く2年連続のハマスタでの開催決定に観客2万人が大歓声を上げた。

　乃木坂46が夏の神宮球場コンサートを恒例化しているようにファンの間ではハマスタが日向坂46の「聖地」になることが期待されている。今年は2日間の開催で7万4000人を動員し、大成功を収めた。佐々木は「これからも今いるメンバーで突き進んでいけたら」と力を込めた。

　この日も見どころ満載だった。上村ひなの（19）や小坂菜緒（21）が巨大な風船で浮かぶゴンドラに乗ったり、レーザー光線や花火などを使った演出も織り交ぜたド派手ステージ。最新シングル「Am　I　ready？」や代表曲「キュン」など全25曲を披露した。

　最後には佐々木が「私たちはもう一度、東京ドームを目指します」と改めて夢を掲げた。新型コロナ禍で2度の延期を乗り越え、2022年に初めて立った「約束の地」だけに「あの時にはまだ4期生もいなかった。今のメンバーでもう一度上を目指していきたい」と宣言した。

　≪潮紗理菜　9日の公演で卒業セレモニー≫1期生メンバーだった潮紗理菜（25、写真）は、前日9日の公演で卒業セレモニーが行われた。16年に「けやき坂46」のオーディションに合格してから約7年半。ここまでの活動を本紙に「つらいことも楽しいことも全てを経験させていただきました。その全てがいとおしくて、思い残すことはありません」と充実感いっぱいに語っていた。卒業後の予定は決まっていないといい「今までできなかったことに挑戦して、また新しい出会いが見つかれば」と期待している。