黒柳徹子「窓ぎわのトットちゃん」映画化の裏側 当初は「いろいろお話があったのに全部お断りしていた」

2023年12月11日 12:35

芸能

黒柳徹子「窓ぎわのトットちゃん」映画化の裏側 当初は「いろいろお話があったのに全部お断りしていた」
黒柳徹子 Photo By スポニチ
 女優・黒柳徹子(90)が11日放送のTOKYO FM「坂本美雨のディア・フレンズ」(月~木曜前11・00)に出演。自伝的小説「窓ぎわのトットちゃん」(監督八鍬新之介、12月8日公開)の映画化の裏側を語った。
 世界累計発行部数2500万部を超える大ベストセラーが、出版から42年で初の映像化。黒柳は出版後から「たくさんの方から映画にしたい、ドラマにしたいとかいろいろお話があったのに全部お断りしていた」と明かし、「それはお読みになった方々がご自分の中でつくるイメージの方がいいだろう、みなさんの心にお任せした方がいいと思って映画化しなかった」と真意を告白した。

 42年が経っての映画化については、ロシアのウクライナ侵攻など世界が揺れる中で「しばらく戦争をやっていなかったのに、ここに来ていろいろなところで戦争をやっている。こういう時だからこそあの本を映画にしてたくさんの方に見ていただくのがいいなと思って映画にしていただきました」と説明。

 続編となる「続 窓ぎわのトットちゃん」の執筆のきっかけも同様の理由を挙げ、「今のうちに書いておかないともう忘れてしまうかもしれないと思って」と笑いつつ「世の中嫌な時代に入っていきそうな感じがあるので、そういうことが少しでも防げるかもしれない、かつてそういうことがあったんだと知ってもらうためにも書いておいた方がいいなと思った」と話した。
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