立川志らくM-1審査員勇退 お笑い関係者「過渡期なのだろう」昨年はオール巨人、上沼恵美子勇退

2023年12月11日 19:05

芸能

立川志らくM-1審査員勇退 お笑い関係者「過渡期なのだろう」昨年はオール巨人、上沼恵美子勇退
立川志らく Photo By スポニチ
 落語家の立川志らく(60)が24日に行われる「M-1グランプリ2023」(テレビ朝日系、午後6時30分から生放送)の審査員を勇退することが11日、発表された。
 昨年は09年から9回審査員を務めた上沼恵美子、21年まで6年連続で大役を担ったオール巨人が卒業。山田邦子と博多大吉が審査員に加わった。山田は初めてで、大吉は3回目の審査となった。

 今回は18年から5回連続で務めた志らくが退くことを選んだ。

 長らくジャッジ役として登場してきたベテランが姿を消すことについて、お笑い関係者は「M-1も過渡期なのだろう」と分析する。

 「SNSで意見を投じることができ、誰もが審査員になれる時代になった。そんな中でジャッジについて痛烈な批判ももちろん出てくる。M-1の審査員は“出場者がこの人になら芸を評価されても異存はない”が基準で選ばれている。一方で芸人側からすると、人生を変える大舞台。そんなことから、今回の志らくさんの卒業理由にはあてはまらないかもしれないが、SNSの声に自信が揺らぐ人が出てきても不思議ではない」と話している。

 オール巨人は毎年、1週間前になると禁酒して臨んでいたという。卒業を発表した後で「途中で頭が痛くなるぐらい疲れた。それぐらい一生懸命やらせてもらった」とし、辞める理由には「僕には理解できない漫才の部分が出てきたりする。そこを分かったような顔をして、よう審査しない」と説明していた。

 上沼は出場する芸人について「本当に人生かけてはるもん」とし、最後となった22年の大会を振り返り「私は(優勝した)錦鯉に入れなかった。『アンタおかしい、違う』とかいろいろ言われるんです。こういうの引きずるんですよ」と苦しい胸の内を語っていたことがあった。

 志らくはこの日の発表で自身のジャッジについて「ランジャタイをはじめとするヨネダ2000、トム・ブラウンのようなぶっ飛んだ漫才を高評価する審査員として一部ファンに支持されてきました。私が審査員から卒業することで中には志らく枠が消えてぶっ飛んだ漫才が不利になるという意見も耳にしました」と振り返っていた。
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