内藤剛志 家なき子で13歳安達祐実にしたアドリブ だが上回る対応をされ「子役じゃないんですよ。目が」
2023年12月11日 22:18
芸能
「今でも言われますよ」と最悪の父親役のイメージが今でも消えないという内藤だが、安達のプロ魂には忘れられない一コマがあった。
当時、安達が首から下げる「がま口の財布」を引っ張り、「金あるじゃねえか。酒買ってこい」というセリフがあった。内藤は「安達祐実って、子役じゃないんですよ。目が」と話し、その場面を説明した。漫才師で言うと「ボケ」「ツッコミ」が目の合図だけで分かることもあるが、「(安達は)これが分かるやつだなと思った」と、ある演技を突然加えた。
内藤はカメラマン、プロデューサー、ディレクターにだけは「ごめん。本番ちょっと違う演技をするから」と話し、加えた演技が「サロペットを着ているんですけど、サロペットごとつかんで振り回したんです」と、アドリブでダメな親父役を上乗せした。
「多分、祐実ちゃんは“おいしい”と思ったはずです。(当時は)13歳。お互いに話さないんです。言っちゃうとおしまいだから。でも、祐実ちゃんは“おっさん、おしいかったんちゃう、今の?”」という視線を返してきたといい、才能に気が付いたという。
その後、内藤は27クール連続でドラマ出演という“偉業”を達成。1995年から2001年7月期まで計30作品連続で出演する「連ドラの鉄人」と呼ばれるまでになったが、安達との出会いもきっかけになったかもしれない。