ヒロミ　自民・巨額裏金疑惑に「全体を見ないと何も変わらないような気がする」

　タレントのヒロミ（58）が12日、火曜レギュラーを務める日本テレビ「DayDay.」（月～金曜前9・00）に出演。自民党内に広がる政治資金パーティー券問題についてコメントした。 　政治資金パーティー券をめぐっては、安倍派（清和政策研究会）の所属議員の中には、最近5年間で9000万円超のキックバック（還流）を受け、裏金にしたとされる議員がいることが判明。塩谷立座長のほか、萩生田光一政調会長や西村康稔経済産業相の3氏側も、派閥から還流を受けていたとみられることが分かった。政治資金収支報告書に収入として記載していなかったという。

　松野博一官房長官、高木毅国対委員長、世耕弘成参院幹事長が各1000万円超を受領したとされ、岸田文雄政権を支える党の幹部や重要閣僚を務める安倍派幹部6人に裏金疑惑が拡大した。過去5年で1000万円を超えるキックバックを受け、収入を報告書に記載していない疑いが持たれている橋本聖子参院議員はこの日、記者団に「刑事告発を受けている案件でもありますので、今申し上げることはできません」と明言を避け、「事務所を通じて調査した上でしかるべき説明責任を果たしていきたい」と述べた。

　ヒロミは「今起きていることだけではなくて、政治にお金がかかるってみんなにすりこまれてるけど、どうお金がかかるのか、なんで裏金が必要なのかって、全体を見ないと何も変わらないような気がする」と自信の見解を述べていた。