セルジオ越後氏 日本プロスポーツの問題点に持論「世界中でこれだけチームが廃部になるところはない」

2023年12月13日 22:13

芸能

セルジオ越後氏 日本プロスポーツの問題点に持論「世界中でこれだけチームが廃部になるところはない」
セルジオ越後氏 Photo By スポニチ
 元プロサッカー選手で、サッカー評論家のセルジオ越後氏(78)が11日放送のBSトゥエルビ「鶴瓶ちゃんとサワコちゃん」(月曜後9・00)にゲスト出演。日本プロスポーツの問題点について持論を展開した。
 セルジオ氏は日本プロスポーツの問題点を問われると「日本のプロスポーツって全部企業を中心にやるんですね。親会社があってっていう。大きな会社は予算があっていい選手がたくさん獲れる。サッカーも野球もバスケットボールも全部企業スポーツ。太っ腹の人がいておごってもらっている間はタダで食べれるけど、急に都合が悪くなったら廃部になる。鹿島やFC東京、野球でもソフトバンクとか楽天とかお金が余っているところに行くんですね」と持論を展開。

 続けて「地域というのは割り勘。割り勘はどれだけ不景気になってもなくならない。1カ所から大きなお金をもらうより、地域の人がみんな参加したらなくならないしパワーも出る。それが海外ですね。(日本みたいに)世界中でこれだけチームが廃部になるところはないですよね。企業は社内のためにやるという社会タイプであって、地域のためにはやってない」と企業頼みではなく地域で支える必要性を熱弁。

 さらに「今、大谷選手が話題になっているけど海外で動くお金って桁が違うんですよね。例えば大谷選手は凄い活躍しているけども、彼が試合をやる時は日本の看板がいっぱい出てる。アメリカから大リーガーが(日本に)来てもアメリカ企業の看板は一つもないでしょ!?だからそういう“体質的なもの”があるからスゴい難しいんです」と説明。企業スポーツからの脱却については「文化の違いだからそれは変えられないでしょう」と話した。
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