元安倍派の豊田真由子氏 議員時代に“裏金”要求された経験告白「新人、公募議員は無茶苦茶いじめられる」

2023年12月14日 17:40

芸能

元安倍派の豊田真由子氏 議員時代に“裏金”要求された経験告白「新人、公募議員は無茶苦茶いじめられる」
豊田真由子氏 Photo By 提供写真
 元衆院議員の豊田真由子氏(49)が14日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。自民党安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティー裏金問題について、安倍派に所属していた立場から解説した。
 2012~17年に衆院議員を2期務めた豊田氏は「2期しかやっていないのでご期待に沿うような暴露話はない」と前置きし、政治資金パーティーを巡るキックバック(還流)のシステムについて「(パーティー券の)ノルマを達成するだけで精いっぱいの若手はたくさんいる。先輩方はノルマがたくさんあって、でも凄い売ってて凄いなっていうのはあったが、具体的にこういう仕組みというのはつまびらかに承知はしてなかった」と自身は詳しくは分かっていなかったと説明した。

 そして“政治とカネ”の問題について、自身が議員時代に地元の有力者から“裏金”を要求された経験を告白。選挙で当選後、有力者から「応援してもらいたかったら持って来いよ」と言われ、断ると「金も持ってこないお前を応援するメリットが俺たちにあるのか!バカ野郎」という言葉を浴びせられたという。

 豊田氏は「これは政治あるある。国会議員が偉いと思われてるのは幻想で。地元のヒエラルキーでいうと、新人や公募で選ばれた世襲でもない議員はヒエラルキーの最下層なんです。だから無茶苦茶いじめられるし金持って来いと言われる。これはみんな苦労している問題」と話した。

 羽鳥慎一アナウンサーに「裏金って場合によっては必要だと感じましたか?」と聞かれると、「(自由に使える)お金がある人が圧倒的に有利だとは思う。日本だとお金持ちしか(議員に)なれない、続けられないというのはある意味象徴的」と豊田氏。そして「これに屈服したほうが命は永らえるんですよ。私はそれで階段から突き落とされて骨折して、3カ月松葉づえで政治活動しなければならなかった」と度を超えた“嫌がらせ”に遭ったことも明かした。

 さらに選挙対策のため“裏金”を配る候補者について「喜んでお金を配って応援してくれっていうよりも、多分ケースによっては脅かされて要求されて、しょうがなくなけなしのお金を配っていることも少なくないと思う」と驚きの発言も。すかさず羽鳥アナに「泣く泣くでも配っちゃダメなんですけど」と突っ込まれると、「そうなんですけど。私もいいって言ってるわけじゃなくて、リアルを説明しただけ」と答えていた。
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