カズレーザー　辞任の西村康稔前経産相に「けじめと言うなら全部記載するように政治資金規正法の改正を」

　お笑いコンビ「メイプル超合金」のカズレーザー（39）が15日、フジテレビの情報番組「めざまし8（エイト）」（月～金曜前8・00）に出演。自民党安倍派（清和政策研究会）の政治資金パーティー裏金問題について言及した。 　岸田文雄首相は14日、安倍派の松野博一前官房長官、西村康稔前経産相、鈴木淳司前総務相、宮下一郎前農相の4閣僚を交代させた。党側では、松野、西村両氏とともに有力者「5人組」の萩生田光一政調会長、高木毅国対委員長、世耕弘成参院幹事長が辞表を出した。

　岸田首相は、自民党安倍派の閣僚交代に踏み切ることで、同派を始めとする政治資金パーティーを巡る問題の収束を急ぐ考えだが、政治とカネ問題の根は深く、打開策は示せていない。今後、東京地検特捜部による安倍派の裏金疑惑への捜査も本格化する。

　番組では、西村氏が経産省職員を動員した〝架空の政治資金パーティー〟を行っていたとする週刊文春の報道について伝えた。報道によると、西村氏はスポンサー企業に1枚2万円のパーティー券を購入してもらい、実際にはホテルの会議室で小規模の会合を開催し、10人足らずの経産省職員を動員していたという。西村氏は「実際に講師を招いて開催しており、実態はある」と疑惑を否定している。

　西村氏の“架空パーティー疑惑”について、MCの谷原章介が「総理が2日前にパーティー自粛しますと言った後に西村さんは“開催しておりますので実態はございます”と。これどう思います？」と聞くと、カズレーザーは「券を売っちゃったからキャンセルできなかったってことじゃないですか」と言い、「けじめということで辞任されたということで、その潔さがあると思うので、けじめとおっしゃるならパーティー券の購入費とか全部記載するように政治資金規正法を改正するとか、次の国会で提案されたら潔いんじゃないかなと思います。全部記載というようにすれば、みんな文句言わないということだと思います」と自身の考えを述べた。