ビスブラ 昨年キングオブコント優勝もキャラ定まらず…「やばいやばいと舵を切るんですけど」

2023年12月15日 16:11

芸能

ビスブラ 昨年キングオブコント優勝もキャラ定まらず…「やばいやばいと舵を切るんですけど」
ビスケットブラザーズのきん(左)と原田泰雅 Photo By スポニチ
 お笑いコンビ「ビスケットブラザーズ」が、14日放送のテレビ朝日系「アメトーーク!」(木曜後11・15)に出演し、昨年の「キングオブコント」を制した後の迷走ぶりを告白した。
 この日のテーマは「もっとやれるはずだったのに…2023反省会!!」で、ビスケットブラザーズのほか、すゑひろがりず、ぺこぱ、大自然、ザ・ギースと、今年の活動に後悔がある芸人たちが集結。フリップを使いながらそれぞれの今年1年を振り返った。

 きん(32)は「優勝して大ブレークさせていただいて」と、賞レースを勝ったことで環境は大きく変わったことを明かした。ところが、あまり褒められることがなかった2人。「僕らはうれしくて、ニコニコしたり、にやにやしたり。今まで“キモいね”とか言われてきたんですけど、“すごいかった”とか言われて、どうしたらいいか分からず、にやにやしちゃって…」。反応に困っているうち、「太ってるのにミステリアス」というキャラクターになっていったという。相方の原田泰雅(31)は「太っているミステリアスって、犯人以外いない」と自虐で笑わせた。

 カリスマに憧れているという原田は、「天才と思われたい気持ちが大きすぎて、この気持ちが大きくなればなるほど、声は小さくなっていく。どんどんめっちゃしらけさせている」と、思いとは逆行する周囲の反応を明かした。

 ついには、昨年の優勝コンビであることも忘れられるほどになったといい、きんは「先輩たちからは“一昨年、優勝したもんな”と言われるようになった。去年なんですけど」と焦りを口にした。「やばいやばいと舵を切るんですけど、舵を切りまくります」。新たなキャラを模索した結果、「風呂に入らない系チャンピオン」という謎な立ち位置になったという。

 原田は「お風呂に入らないのが好きなんですよ」と告白。ファンも減ったそうで、きんは「お客さんとかも、いてくれた人もいなくなり、周りの芸人をほくそ笑ますだけの存在になる」と振り返った。

 「アメトーーク!」にも、「今年が大事芸人」で呼ばれたが、その後の出演は動画配信の「風俗トーク」回、「令和人気ない芸人」回のみで、今回の出演に至っている。当初はプロデューサーに褒められたこともあったというが、原田は「きれいな泥だんごを見つけただけ」と自虐を重ねた。

 2人が繰り出すフリップは、ネガティブな内容ばかり。「バナナマン」設楽統は「ビスブラ、やばいよね。フリップにいいこと1個も書いてないね。嫌われる要素しか発表してない」とダメ押しし、笑わせていた。

 原田は「どっちにしていいか分からない」と悩みを告白。「汚いことを言ってウケることもあるんですけど…。劇場でもお客さんを呼びたいのはあるんですけど、汚い話を好きな人ってお金持ってないんですよ」とぶっちゃけ、MCの蛍原徹から「そんなことはないよ?それがおかしい」とツッコミを受けていた。
【楽天】オススメアイテム