黒柳徹子　藤井聡太王将に会った印象は…「すごく普通の人でした」　野間出版文化賞贈呈式、芦田愛菜も出席

　第76回野間文芸賞、第45回野間文芸新人賞、第61回野間児童文芸賞、第5回野間出版文化賞の贈呈式が15日、東京都内で行われ、野間出版文化賞に輝いた女優の芦田愛菜（19）、黒柳徹子（90）、将棋棋士の藤井聡太王将（21）＝8冠＝の3人に賞牌と副賞100万円が授与された。 　野間出版文化賞は出版にまつわるすぐれた表現活動を行った個人・団体が対象。「まなの本棚」がロングセラーとなっている芦田は「（本の）登場人物の経験が私の経験のようになって土台となり、自分自身を深めてくれるような気がしています。これからもたくさん本を読んで自分の感性を磨き、お芝居の中で放つ言葉の中にも深みを与えられるような人でいたい」とあいさつ。

　10月に「続　窓ぎわのトットちゃん」を発刊した黒柳は「素晴らしい賞をいただき本当にうれしい。きょうは藤井さんがどういう人か見てみたかった。あの四角いところ（将棋盤？）に座って（笑い）。すごく普通の人でした」とユーモアたっぷりに話した。

　将棋関連の書籍刊行増加に貢献した藤井は「光栄に思ってます。今後も出版を通して将棋のさまざまな魅力を伝えていただければうれしく思います」とスピーチした。