吉川晃司「うそ八百書いて」自ら事務所に売り込み上京しデビュー 憧れの歌手告白「ちゃんとポップで」
2023年12月16日 17:05
芸能
芸能界への憧れはあったのかと聞かれると、「あんまりなかったんですよ。バンドで音楽やろうと思って出て来たら、晋さん(渡辺プロダクションの創業者・渡辺晋さん)が“お前、歌はあんまりうまくねえからあっちいけ”って言われて。“あっちってどっちですか”って言ったら、芝居のレッスンのとこに入れられて。“無理っす、無理っす”って言ってたんですよ」と回顧した。
当時の事務所に入ったのは「自分で手紙を送ったんです。渡辺プロにね、“広島に凄いやつがいる”と。うそ八百書いて」と吉川。「僕は沢田研二さんが大好きで、今でも大好きですけど。ああいうね、ロックとかやってもちゃんとポップである人が好きで。いろいろ調べてたら、渡辺プロっていうところの人なんだって。渡辺プロ一択ですよ」と説明した。
「アーティストもたくさんいて、それこそ山下久美子さんなんかもね、アン・ルイス、みんなちゃんと音楽をやっててポップだったんです。でここしかないと思って、そこに入りたいと思って」と手紙を書いたとし、「あることないこと書きましたよ。“ギターを弾かせりゃCharよりうまい”って。後ですっげー怒られましたけど、Charさんに怒られましたけど。“お前なあ、よう書けたなあそんなこと”って」と苦笑した。
「いやこっちだって一応人生かかってますからね」と平然と話した。「まあ水球でちょっと挫折があって。望むようにはいけそうにないなというのがあったもんですから。じゃあほかに選択肢ってなかったんですよ。これいかないと他ないぞって。今まで偉そうにしてた分周りからもやられるなこれ、仕返しくるぞ、みたいな。自分は自分なりにケツに火がついておりましたんで。まあ好きなこと書きましたね。そしたら見に来てくれたんですよ。それでお前オーディション東京で受けるかと」とチャンスを与えられたとした。