吉川晃司「うそ八百書いて」自ら事務所に売り込み上京しデビュー 憧れの歌手告白「ちゃんとポップで」

2023年12月16日 17:05

芸能

吉川晃司「うそ八百書いて」自ら事務所に売り込み上京しデビュー 憧れの歌手告白「ちゃんとポップで」
歌手の吉川晃司 Photo By スポニチ
 歌手で俳優の吉川晃司(58)が16日、ニッポン放送「ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回」(土曜前11・00)にゲスト出演。芸能界入りのきっかけについて語った。
 広島県出身の吉川は「バンドやったらもてました」と学生時代を回顧。「モテないのでバンドやったようなもんでしたけど。男子校だったので、全然縁がなくて。これはヤバいなあと思って、それでバンド誘われて。やったら人気が出て」と最初はサイドギターとボーカルとしてバンド活動を始めたと振り返った。

 芸能界への憧れはあったのかと聞かれると、「あんまりなかったんですよ。バンドで音楽やろうと思って出て来たら、晋さん(渡辺プロダクションの創業者・渡辺晋さん)が“お前、歌はあんまりうまくねえからあっちいけ”って言われて。“あっちってどっちですか”って言ったら、芝居のレッスンのとこに入れられて。“無理っす、無理っす”って言ってたんですよ」と回顧した。

 当時の事務所に入ったのは「自分で手紙を送ったんです。渡辺プロにね、“広島に凄いやつがいる”と。うそ八百書いて」と吉川。「僕は沢田研二さんが大好きで、今でも大好きですけど。ああいうね、ロックとかやってもちゃんとポップである人が好きで。いろいろ調べてたら、渡辺プロっていうところの人なんだって。渡辺プロ一択ですよ」と説明した。

 「アーティストもたくさんいて、それこそ山下久美子さんなんかもね、アン・ルイス、みんなちゃんと音楽をやっててポップだったんです。でここしかないと思って、そこに入りたいと思って」と手紙を書いたとし、「あることないこと書きましたよ。“ギターを弾かせりゃCharよりうまい”って。後ですっげー怒られましたけど、Charさんに怒られましたけど。“お前なあ、よう書けたなあそんなこと”って」と苦笑した。

 「いやこっちだって一応人生かかってますからね」と平然と話した。「まあ水球でちょっと挫折があって。望むようにはいけそうにないなというのがあったもんですから。じゃあほかに選択肢ってなかったんですよ。これいかないと他ないぞって。今まで偉そうにしてた分周りからもやられるなこれ、仕返しくるぞ、みたいな。自分は自分なりにケツに火がついておりましたんで。まあ好きなこと書きましたね。そしたら見に来てくれたんですよ。それでお前オーディション東京で受けるかと」とチャンスを与えられたとした。

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