橋下徹氏 自民巨額裏金疑惑に「記載していれば、ある意味OKなのに…使い道を確認しないといけない」

2023年12月18日 10:33

芸能

橋下徹氏 自民巨額裏金疑惑に「記載していれば、ある意味OKなのに…使い道を確認しないといけない」
橋下徹氏 Photo By スポニチ
 元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(54)が18日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。自民党派閥の政治資金パーティー裏金疑惑について言及した。
 自民党安倍派(清和政策研究会)を巡っては、東京地検特捜部が今週前半にも政治資金規正法違反の疑いで派閥側の関係先への家宅捜索に乗り出す。還流を受けた議員への任意の事情聴取中で、裏金は最近5年間で総額約5億円に上るとみられ、特捜部は派閥の資料や聴取内容から裏金づくりの解明を進める。

 安倍派ではパーティー券の販売ノルマを所属議員に課していた。それを超えて議員が集めた分を、政治資金収支報告書の収入に記載せず裏金として議員側に還流。支出にも記載せず、受領した議員側も収入として収支報告書に書いていなかったとされる。

 番組では、安倍派の一部議員は、パーティー収入を安倍派に納入せずに“中抜き”していた疑いがあると伝えた。安倍派が用意したパーティー券用の口座のほかに、一部議員がそれぞれ個人口座をつくって支援者に送金させていた。ノルマ分だけを安倍派に収めて余りを中抜きし、額が100万円を超える議員も複数確認されたという。

 否定から一転し、60万円の還流を受けたと15日に明らかにした鈴木淳司前総務相(愛知7区)が「たまたま、たまたま、いわゆるノルマ分を上回ったら(派閥から)自動的に返って来る。それは悪意でも何でもなく、ある面で文化でもあったので」と発言したことについて、橋下氏は「一般の国民の皆さん、納税者の皆さんからしたら理解不能だと思うんですけれども、ただ政治の世界でパー券のキックバックというのは、主要な野党も含めて与野党やっているところが多い。みんな当然のことだと思っている。ただ記載していないことだけが今、問われていて、政治家の認識としては事務ミスだと。報告書に書くのをミスしたんですと。それくらいの認識なんですよ」と指摘。

 そのうえで「でも、もともと記載していれば、ある意味OKなのに、記載していないということは、そのお金は表に出せないお金かと思うでしょ。使い道は何なのか、本当に政治活動に使ったのか、自分の懐に入れて私腹を肥やしたのか、そこを確認しないといけない」と強調した。
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