玉川徹氏 鈴木淳司前総務相の“キックバックは文化”発言にあきれ顔「政治資金規正法を所管する役所は?」

2023年12月18日 14:12

芸能

 元テレビ朝日社員の玉川徹氏が18日、コメンテーターを務める同局「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。自民党派閥の政治資金パーティー裏金疑惑について言及した。
 自民党安倍派(清和政策研究会)を巡っては、東京地検特捜部が今週前半にも政治資金規正法違反の疑いで派閥側の関係先への家宅捜索に乗り出す。還流を受けた議員への任意の事情聴取中で、裏金は最近5年間で総額約5億円に上るとみられ、特捜部は派閥の資料や聴取内容から裏金づくりの解明を進める。

 安倍派ではパーティー券の販売ノルマを所属議員に課していた。それを超えて議員が集めた分を、政治資金収支報告書の収入に記載せず裏金として議員側に還流。支出にも記載せず、受領した議員側も収入として収支報告書に書いていなかったとされる。

 否定から一転し、60万円の還流を受けたと15日に明らかにした鈴木淳司前総務相(愛知7区)が「たまたま、たまたま、いわゆるノルマ分を上回ったら(派閥から)自動的に返って来る。それは悪意でも何でもなく、ある面で文化でもあったので」と発言したことについて、玉川氏は「政治資金規正法って所管する役所はどこですかって話ですよ」と言い、元財務省官僚で信州大の山口真由特任准教授、政治ジャーナリストの田崎史郎氏が「総務省」と声をそろえて答えると、「この人、総務大臣ですよ。何かの冗談ですかって話ですよ。所管する大臣がこんなことを当たり前のように言ってるって…今、前総務大臣ってことですけど、この人は、総務大臣の時もやっていたってことですよね」とあきれ返っていた。
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