政策アナリスト・石川和男氏“増税メガネ”岸田首相による国民負担増は「1つ」「前から決まってた」

2023年12月18日 15:36

芸能

政策アナリスト・石川和男氏“増税メガネ”岸田首相による国民負担増は「1つ」「前から決まってた」
読売テレビ社屋 Photo By スポニチ
 元経産省官僚で政策アナリストの石川和男氏が、17日放送の放送の読売テレビ「そこまで言って委員会NP」(後1・30)に出演。“増税メガネ”と呼ばれた岸田文雄首相に言及した。
 この日は「名(迷)言暴言大賞2023」という企画で、この1年で政界や芸能界など各界での発言を取り上げ、議論を交わした。

 「国内政治」編で岸田首相を揶揄する“増税メガネ”が取り上げられると、石川氏は「これはね、1つは失礼。容姿でしょ?」と容姿を取り上げて揶揄するのはダメとした。

 そして「もう1つは、増税というのは、たとえば保険料とか上がるのは前に決めたこと。インボイスも負担増だから増税ではないけど、負担は増えますよ。だけど、あれは岸田政権の前から決まってた話」とした。

 続けて「岸田政権でいわゆる増税、付加金とか国民保険料を含めた国民負担が増えるという明確な法律改正は私が記憶する限り1つしかない」とし「それは、2028年ぐらいから始まるエネルギーにかかる炭素付加金ってのがあるんです。いわゆる炭素税みたいなもんですけど、これを決めたのは確かに岸田政権。だけど国会審議ではこの費用負担の話はほとんど出なくて、素通りみたいな感じ。与野党も含めて」と岸田政権で明確な増税は1つしかないとした。

 だからこそ「増税メガネ、増税というのはどこ」と首をかしげた。

 ただ、竹田恒泰氏は「疑問に思うんですけど、確かに増税してないんですよ。ただ、就任早々から増税するぞ、増税するぞって雰囲気を出していたのは確か」と指摘。「たとえば、金融商品に課税するとか言ってたので、岸田さんが(総理に)決まった途端、一気に国内の株価が暴落した。岸田ショック。リーマンショックを超えたんです。本当に増税するよりももっと酷い」と言及した。

 経済ジャーナリストの須田慎一郎氏も「(増税を)やってないとは言うんだけども我々、有権者にとって一番印象に残ってるのは防衛増税ですよ。所得税、法人税、たばこ税を上げるというね、この方針を決めたのはまごう事なき岸田首相であり、景気が悪い中で何で所得税あげるんだよと」と指摘。作家の門田隆将氏も「決めなくていい時期にこれだけは決めてしまったっていうところで、増税メガネへの道はまっしぐら」と賛同した。
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