空気階段・鈴木もぐら「北斗の拳ダイエット」で21キロ減量　相方・かたまりは「狂気を感じた」

　お笑いコンビ「空気階段」がDVD「単独公演『無修正』」の取材会にて、鈴木もぐら（36）が21キロ痩せた裏側を明かした。 　TBSラジオ「空気階段の踊り場」（月曜深夜0・00）の番組イベント「空気階段の大踊り場」で、もぐらが体重100キロを下回らなければ、大好きなゾンビゲームのデータを削除する企画が行われていた。そして先月14日にイベントが行われ、体重119.4キロから98.5キロと21キロ以上のダイエットに成功。もぐらは、ゲームデータ削除を回避と、韓国旅行を手にした。そして罰ゲームとして、水川かたまり（33）はピンでの単独公演を行うことになった。

　DVDに収録されている公演が「人生最大で太っていた」ことがダイエットのきっかけ。失敗した場合に削除される予定だったゾンビのゲームはオフ会に足を運ぶほどの熱狂ぶりだったが、もぐらは驚くことに2カ月に設定されたダイエット期間のはじめの1カ月は何も取り組んでいなかった。その姿を見たかたまりは「1カ月で21キロ落とすのは正直、普通に考えて無理」と思っており、さらに計量の約1カ月前のロケでは「めちゃくちゃ飲み食いしていて、大丈夫だと思った」と勝利を確信していた。しかし次の日からもぐらの逆襲が始まった。次の日から目の色を変え、炭水化物をとらないもぐらの姿にかたまりは「狂気を感じた」という。「今までそういう努力を一切放棄してきた人間だったのに、そんなにゾンビが好きだったのかと思うと怖かったですね」と苦笑い。

　一体どんな手を使って1カ月で21キロ落としたのか。もぐらは、極限まで食べずに、働きまくる「北斗の拳ダイエット」をしたと明かす。期間中はサラダとおでんだけの、1日400キロカロリーでの生活をしていた。98キロまで痩せた体は現在、リバウンドの道を進み、107キロまで戻っている。X（旧Twitter）には“復讐（ふくしゅう）”として味わった料理の数々を投稿しているだけに、当然のことだ。もぐらは「急激なダイエットは体に悪い」としながらも「意外と戻らないんですよね」という。一度109キロを記録した時は、「このまま130キロまでいくんじゃないか」と心配したそうだが「2キロ落ちて、106～107を推移している」とダイエットの成果がでている様子。また21キロも痩せたことで「ダイエット本でも出そうかな」と考えは止まらない。タイトルは「世紀末ダイエット～もぐらの拳～」だと考案済みで、かたまりは「ちょっとおもしろいな」と笑った。内容は「北斗の拳ダイエットの詳細とその弊害ですね」とこちらも道がみえていた。

　一方のかたまりは、罰ゲームとしてピンでの単独公演を行う。60分ライブを予定しているが、進展は「おおざっぱな計算で7分ほど」で、11日に出演したTBSラジオ「パンサー向井の＃ふらっと」にてタレントの滝沢カレン（31）から伝授されたリズムネタやこれまでの自身の引き出しにあるアイデアだという。かたまりは「社会見学もかねて、1人でやってみようと思う」と語るが、「憂鬱（ゆううつ）です。最悪の年末です」と漏らした。もぐらはこの様子に「水川が頑張っている中で飲む酒は美味い」ととびっきりの笑顔をみせた。