加賀まりこ　未婚で妊娠出産「普通に憧れるのはもうよそう」酸いも甘いも経験　一番好きな言葉とは

　女優の加賀まりこ（80）が20日放送のNHK「あさイチ」（月～土曜前8・15）にVTR出演。タレント黒柳徹子（90）、女優の風吹ジュン（71）とともに、人生の先輩として質問に答えた。 　加賀は、生きてきて自身が大きく変わった時期を30～40代と回答。

　「出産して7時間でこの世を去ってしまった」とシングルマザーとして27歳の時出産した我が子は7時間後に亡くなってしまった。「普通に憧れていた普通に。子どもを産んで育てて、責任を持って愛情を注いで…」とつらい当時の思いを明かした。

　その後「普通に憧れても小さくまとまるだけだな。普通に憧れるのはもうよそう」と心境が変化したことを告白。なるべく前向きにしか考えないプラス思考になった。

　そんな加賀が好きな言葉は「人生はツーペイ」。「プラスがいっぱいあってもマイナスもいっぱいあるわけだから。プラスマイナスゼロのような感じ」と説明した。悲しみがあれば喜びもあると信じてきたという。

　「45、46歳はすごく良い仕事していた」と振り返り、「いっぱいもっともっといい仕事をしてください」と40代へエールを送った。