伊藤聡子氏「政治の世界だけは必ず下が切られて終わり」「領収書がなくて済むお金は民間ではあり得ない」

2023年12月20日 13:06

芸能

 フリーキャスターの伊藤聡子氏が20日、コメンテーターを務めるTBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。自民党派閥の政治資金パーティーを巡る事件について言及した。
 東京地検特捜部は19日、政治資金規正法違反(不記載など)の疑いで、東京都千代田区にある安倍派(清和政策研究会)と二階派(志帥会)の事務所を家宅捜索した。両派とも、特定の会計責任者が同じ手口で政治資金収支報告書への不記載を続けてきたとされ、東京地検特捜部は刑事責任を追及する。

 政権中枢に波及した「政治とカネ」の問題は強制捜査に発展。特捜部は議員の関与の有無とともに、不記載に至った背景の全容解明を進める。

 伊藤氏は「きょうの新聞などを見ていますと、“会計責任者は立件へ”というような見出しが多かったんですけ。でも、やっぱり国民が求めているのはその上」と指摘。「その人(会計責任者)がどうやって自分の判断だけでできるのかっていう感覚にどうしてもなってしまうんですよね。普通の民間の考え方だと、部下が何かを起こした場合には、必ず上司とかトップが責任を取るのが常。でも政治の世界だけは必ず下の方が切られて終わりということが繰り返されてきた。このズレを何とかしてほしい」と言い、「領収書がなくて済むお金は民間ではあり得ない。ですので、そういうズレをなくしていかないと本当に政治不信が極まってしまうので、ここは頑張っていただきたいなと思うところですね」と強い口調で自身の見解を述べた。
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