SHIN　ソロで初のZepp公演開催「さらに上に挑戦します」

　2015年に解散したビジュアル系バンド「ViViD」のボーカルで、ソロシンガーのSHINが21日までに、東京・新宿区のZepp　Shinjukuで、初のZepp公演を行った。 　ステージ上の白い幕にシルエットが浮かぶ。その瞬間幕が落ち、SHINは「ようこそZeppへ！」と両手を広げて歓声を浴びた。「ようやくZeppにたどり着いた。最高の景色だよ。こっちから見せてあげたい！」と喜びを噛みしめた。

　16年12月にソロデビュー。「7年間と一言で言えば簡単だけど、真っ白な何も無い状態から始めた世界。本当に平坦な道ではなかったし、ここにたどり着くまでに辛いこともあった」と振り返る。「でも始めると決めたのは俺。どんなに辛くても真っ正面から突き進むと決めました」と熱く語った。

　Zeppへの思いがより強まったのは昨年だ。東京・渋谷のSpotify　O―EASTでのライブチケットが完売。その先について悩んでいた時に、ViViDでベースを担当していたイヴから「Zeppに立つSHINが見たい」と言われたことだった。そして念願の夢舞台。この日のライブでイヴは、マニピュレーターとして参戦。SHINは「離れても助けてくれて、本当に感謝しています」と笑った。

　ライブでは代表曲「jack　the　ripper」「GLAMOROUS　SKY」、新曲「NEON」、そしてViViD時代の曲「BLUE」「キミコイ」など全19曲を歌った。SHINは「この景色をよく覚えておいて、さらに上に挑戦します。もっと大きな景色で一緒に咲き誇りましょう！」と力強く語った。