【落合×ジブリ鈴木敏夫　旧友対談】「もののけ姫つくりながら、毎日銀行に」金策に困った秘話をポロリ

　現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏（70）が22日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。好評対談企画「博満の部屋」第5回目として、株式会社スタジオジブリ代表取締役議長で数々のジブリ映画プロデューサーとして活躍する鈴木敏夫さん（75）をゲストに招いて対談を行った。 　スタジオジブリの親会社だった徳間書店は、名作をつくるために、資金を惜しまず、こだわりを持って制作していたため、金策に困ることも多かったと鈴木さんは明かす。「ある時、毎朝、住友銀行に通ったんです。もう大変でしたよ」と笑った。

　鈴木さんは「徳間グループって、関連会社が三十何社あったんですけど、全部赤字なんですよ。黒はジブリだけ。そういうひどい会社だったんです」と、自虐的に笑った。

　「住友側もね、とにかくジブリを大事にしてくれたんですよ。だから、徳間グループのいろんなことを僕もやらなきゃいけないんですよ」と、1人何役も背負っていたのが現状。そのため「僕ね『もののけ姫』作りながら、毎日、住友銀行通ってたんです」と話すと、落合氏も笑った。

　「大変でしたね。こんなこと喋ってていいんですかね」と笑う鈴木さん。「いいんです。誰も知らないことですから」と落合氏も蔵出し情報に楽しそうで、鈴木さんは「あんまり喋ってないことを今日は喋ってますね。やっぱり落合さんだと何でも喋っちゃうんだよ、僕。まずいですね、これ」と笑いが止まらなかった。