和牛、解散発表は前倒しだった「本来は春に向けて各方面に話を通して…」 冠ラジオで発表経緯語る

2023年12月23日 01:38

芸能

和牛、解散発表は前倒しだった「本来は春に向けて各方面に話を通して…」 冠ラジオで発表経緯語る
「和牛」水田信二(左)と川西賢志郎 Photo By スポニチ
 来年3月末での解散を発表したお笑いコンビ「和牛」が、22日深夜に放送されたレギュラーパーソナリティーを務める文化放送「和牛のモーモーラジオ」(金曜深夜1・30)に出演。解散発表の経緯を語った。
 和牛の「解散」は今月12日、所属事務所の吉本興業から発表された。だが、この解散発表は「前倒し」だったという。ツッコミ役の川西賢志郎(39)は「本来は春に向けて各方面にもお話を通してきっちり整理をした上で発表しよう」と考えていたことを明かした。

 しかし、週刊誌で「和牛解散」と出てしまうことになってしまい「自分たちの口から第一報は、ということで前倒しになった」とした。また、週刊誌からは直接本人たちへの取材はなく、突然マネジャーに電話がかかってきたという。この“電話取材”をマネジャーが応対し「その足で我々に連絡がきた」とマネジャー経由で「解散記事」を知った経緯も明かした。

 12日に吉本から「解散」が発表され、ボケ担当の水田信二(43)は公式サイトで「きっかけは、3年ほど前に気の緩みから複数回の遅刻が重なったことでした。加えて漫才のパフォーマンスにおいて川西の要求に応えられないことがあり、漫才への取り組み方について川西との差を感じるようになりました」と決断に至った経緯を説明。

 川西は「僕はより舞台に力を入れたいという思いが強くなる一方で、水田の劇場出番への遅刻が続いたことをきっかけに、漫才に対する姿勢の違いが目立つようになりました」と告白。「徐々に彼を信頼できなくなり、節度を保てず厳しく言葉をかけることもありました」と偽らざる心境を記していた。

 06年にコンビを結成し、14年にNHK上方漫才コンテストで優勝。M―1グランプリでは15~19年に5年連続で決勝に進出した屈指の実力派コンビ。テンポのいいやり取り、ネタの豊富さなど正統派の芸風は先輩、後輩問わず高く評価された。

 今後に向けて水田は「川西のことは絶対に大丈夫な人なので心配はしてません。僕自身のことは凄く心配だらけなのでこれまで以上に応援してください」とメッセージを発信。川西は「新たに情熱をささげられるものを探し、見つけ、挑戦していけたらと思っています」と抱負をつづっていた。

 ◇川西 賢志郎(かわにし・けんしろう)1984年(昭59)1月29日生まれ、大阪府出身の39歳。龍谷大中退後、NSC(吉本総合芸能学院)入り。漫才を終わらせる「もうええわ」の柔和な言い方が人気。特技はスーパーボールすくい。昨年11月に月刊誌「ダ・ヴィンチ」の連載コラム内で一般女性との結婚を発表。血液型O。

 ◇水田 信二(みずた・しんじ)1980年(昭55)4月15日生まれ、愛媛県出身の43歳。専門学校を卒業後、調理師免許を取得し、イタリアンレストランで7年間働いた元料理人。04年からお笑いの道に進んだ。今年5月にフリーキャスターの山本萩子との結婚を発表。18年に愛媛県伊予観光大使(いよかん大使)に就任。血液型O。
【楽天】オススメアイテム