藤井聡太王座　史上初8冠獲得に心境吐露「本当に幸運」　王座就位式で謝辞　次は年明け王将戦

　将棋の第71期王座就位式が22日、東京都内で行われ、藤井聡太王座（21）＝8冠＝に允許（いんきょ）状、賞杯などが贈呈された。 　永瀬拓矢王座（当時）を3勝1敗で下し、初の王座とともに史上初の全8冠を獲得した藤井は「第3、4局は苦しい局面が続いた。その中で勝つことができたのは本当に幸運でした」と吐露。「課題の残るシリーズだったが、そのことを前向きに捉えて、来期によりよい将棋が指せるよう取り組んでいきたい」と謝辞を結んだ。

　この日は王座戦を特別協賛している東海東京フィナンシャル・ホールディングスとの広告出演契約も発表され、同社顧客向けの高級サロン「オルク・ドール」の食事券も副賞として贈られた。次のタイトル戦は来年1月7日開幕の第73期ALSOK杯王将戦（スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催）で、相手は菅井竜也八段（31）。