同期芸人が明かす「M-1新審査員」海原ともこの凄さ ユウキロック「ただのヤンキーなんですよ」
2023年12月23日 17:58
芸能
ユウキロックによると、彼らが若手の頃は、養成所出身の芸人が劇場でも幅を利かせ、「師弟組」との交流はあまりなかったという。唯一の接点が、年末の恒例番組となっているMBS「オールザッツ漫才」。ユウキロックは初めて2人の漫才を見た印象を「(今と違って)ポップな感じのネタをやってて、内容はちょっと下品やったんですよ。(客の好みや流行に)寄せてるなって思って」と強い印象はなかったことを明かした。
彼女たちが「変身」するのは、その直後だ。現在につながる正統派の「しゃべくり漫才」へスタイルを変更すると、往年の名漫才師、海原小浜を祖母、海原かけるを父に持つ「DNA」が開花。若手の登竜門と言われる1995年の「ABCお笑い新人グランプリ」で最優秀新人賞を獲得し、懐疑的な見方をしていた周囲や、養成所組を力で沈黙させた。
「この後、すごいのは、そこで養成所出身の芸人と、お弟子さん出身の芸人の壁が壊れるんですよ。そこから関係なく、仲良くなるような状態になったんです。今のように吉本の芸人が師匠も含めて、全体的に仲のいい状態になった、きっかけとなったんが、僕の印象では、やすよともこやと思うんです」
その後、上方漫才大賞を2度受賞するなど、女流漫才師の頂点を極めた2人。「全部を(漫才の)力だけで変えてきて。ここまふさわしい人はいたかな、というくらい、審査員にふさわしい人」とユウキロックは太鼓判を押したうえで、「どんな審査するのかホントに楽しみで。まあ、褒めすぎたから簡単に言うと、ただのヤンキーなんですよ、ともこ姉ちゃんは」と最後に「らしく」落としていた。