石川佳純さん　現役時代の“見えない緊張感”「休みの日でも気が休まるときがなかったのかなって」

　卓球女子で五輪3大会連続のメダルを獲得し、5月に現役を引退した石川佳純さん（30）が23日放送の日本テレビ「ANOTHER　SKY」（土曜後11・00）に出演。現役時代を振り返った。 　遠征の地の一つでもあったスウェーデン・ストックホルムを訪れた石川さんは、「レストランでスウェーデン料理をいただくのは初めてです。(日程が)余ってってほとんどなくて、基本的に(負けたら)飛行機を変更して帰るんですよ」と述懐。「日本で調整する時間が伸びてまた次のツアーに行くんで卓球はオフシーズンがないんですよ、ヨーロッパとか中東とかアジアもあるし基本ずっと試合です」とした上で、「休みの日でも気が休まるときがやっぱなかったのかなって。全然休んでいたんですけど明日のことを心配しないっていうか、辞めて気が付きました」と現役時代の見えない緊張感を口にした。

　さらに、世界ランキングにも影響する国際ツアー大会のスウェーデンオープンには2011年からほぼ毎年出場していたといい、その際に毎回利用していたホテルも訪問。

　ホテルの室内で石川さんは「まさかユニホームじゃない姿で来るとは。なんか不思議だな、ここに来たのに試合しない感じがすごい不思議」と話し、「結構心理戦の部分も大きくて、相手に弱みを見せない。卓球は相手との距離がすごい近いので顔の表情ももちろん試合中見えるし。基本的にあんまり喜怒哀楽を出さない、いきなり喜怒哀楽を出さないって難しいからずっとその感じでいましたね。朝起きたときから笑ったり騒いだりってことはないですね、もうそれをすると戻れないので」と明かした。