ビートたけし 自民裏金事件に呆れ「笑っちゃいけないけど…。キックバックって言葉自体が」

2023年12月24日 15:12

芸能

ビートたけし 自民裏金事件に呆れ「笑っちゃいけないけど…。キックバックって言葉自体が」
ビートたけし Photo By 提供写真
 タレントのビートたけし(76)が24日放送のテレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」(日曜正午)に出演。自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金疑惑について言及した。
 東京地検特捜部は、政治資金規正法違反(不記載など)の疑いで、東京都千代田区にある安倍派(清和政策研究会)と二階派(志帥会)の事務所を家宅捜索した。両派とも、特定の会計責任者が同じ手口で政治資金収支報告書への不記載を続けてきたとされ、特捜部は刑事責任を追及する。

 また、松野博一前官房長官や高木毅国対委員長ら安倍派の幹部に対し、特捜部が任意の事情聴取を要請したことも判明。安倍派ではパーティー券の販売ノルマ超過分を議員側に還流させ、政治資金収支報告書に記載せず、裏金にしていたとされる。派閥の実務を取り仕切る事務総長を松野、高木両氏が務めており、特捜部は事務方からの不記載の報告の有無を確認する。松野氏や高木氏は、安倍派の実力者「5人組」に含まれる。特捜部は、他のメンバーの世耕弘成前参院幹事長、萩生田光一政調会長、西村康稔前経済産業相も近く聴取するとみられる。

 一連の流れに、たけしは「笑っちゃいけないけど、パーティーやって、決まった金を払って、あとはキックバックって。もうキックバックという言葉自体が笑っちゃう言葉だよね。キックバックって言葉自体が誰が聞いても悪いことしているんだろうって感じになっちゃって。キックバックって言い方まずいのかな?」と苦笑いするばかり。

 作家の竹田恒泰氏は「キックバック自体は法には触れてないんです。お金の流れ自体は問題ないんですけど、それが記載されていないことが今、問題になっていると思う。これを書かないという悪しき慣習がもう20年も前から続いていたと」と解説すると、たけしは「記入すればいいんだけど、記入するような使い方をしたら、大して選挙には影響しなくて、記入できないようなことをしなきゃ当選しないから書けないんじゃないの?」と呆れた。

 さらに「だけど、笑っちゃうのは、今度、解散して総選挙があった時に、我々どこにいれるの?って。野党も何にもないじゃん」とボヤいた。
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