高島屋ケーキ破損、おせち料理にも波紋 ネット「おせちは大丈夫かな」「オンラインのおせちが不安です」

2023年12月29日 09:11

芸能

 大手百貨店の高島屋がオンライン販売したクリスマスケーキの一部が破損して届いた問題が、おせち料理にまで“影響”を及ぼしている。
 高島屋は27日に会見し、イチゴの入荷の遅れから、ケーキの製造後の冷凍期間を昨年の2週間から今年は約1日に大幅に短縮したことを明らかにした。ただ「原因の特定は不可能」と結論付けた。横山和久専務は「多くの客の期待を裏切った。責任は自社にある」と謝罪した。

 「レ・サンス」の「ストロベリーフリルショートケーキ」で税込み5400円。全国向けに約2900個を販売し、26日午後8時までに、807件の破損を確認、これまでに購入客から被害の申し出など問い合わせが1200件以上寄せられているという。

 ケーキは菓子メーカーのウィンズ・アーク(埼玉県羽生市)が製造、冷凍し、ヤマト運輸が配送。23日ごろから、購入者とみられる人が箱の中で崩れているケーキの画像をX(旧ツイッター)に続々と投稿。購入者に届いた時点で溶けて崩れていたものや、崩れた状態で冷凍されていたものもあったという。

 インターネット上では「原因の特定は不可能って…ちゃんと責任を持って調べてほしい」「原因不明じゃ怖い」など、調査結果に対するもののほかに「おせちは大丈夫かな」「オンラインのおせちが不安です」など、おせち料理に対する不安の声も多く上がっている。

 高島屋のクリスマスケーキの監修を5年間続けてきたフランス料理店「レ・サンス」のオーナーシェフ・渡辺健善さんは「あれだけの事故なので必ず原因はある。今の時点で分からないというのは大変残念に思います」とコメントしている。
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