【紅白リハ】生田絵梨花　今年1年を登山にたとえ回想「紅白はエベレスト級。足腰鍛えたい」

　大みそか「第74回NHK紅白歌合戦（後7・20）のリハーサルが29日、東京・渋谷のNHKホールで始まり、女優の生田絵梨花（26）が囲み取材に出席した。 　一昨年に乃木坂46卒業後、ミュージカルやドラマなどで女優として活躍。ディズニーのアニメ映画「ウィッシュ」の日本語吹き替え版では、声優も務めた。紅白では「ウィッシュ～この願い～」を披露する。また、昨年からMCを務める同局音楽番組「Venue101」から生まれたダンスボーカルユニット「ハマいく」では、お笑いコンビ「かまいたち」濱家隆一と息の合ったパフォーマンスを見せる。

　リハーサルでは白地にバラ柄のワンピース衣装を着用。緊張気味な濱家の隣で、「ビートDEトーヒ」を堂々とパフォーマンスし、しっかりとリードした。間奏ではピアノ演奏、濱家との連弾も披露。歌にダンスにピアノにと、三刀流の万能ぶりを見せた。

　乃木坂時代以来2年ぶり、個人では初の紅白。「私は2年前に紅白で乃木坂の最後のステージを踏ませていただいて、そこで卒業だった。その時もいつかまた紅白にと思ってなくはなかったですけど、いつかは遠いいつかで、しっかり頑張らなきゃと思っていた。まさか2年というこんなに早く来られるとは。しかも大好きなディズニー、大好きなハマいくと戻れるとは」と驚きを口にした。

　今年1年を山登りにたとえた。「この1年はディズニーの存在が大きくて、人生の大きな夢がかなったうれしさと、楽しいだけじゃなくて、今度はどうやったら皆さんに夢を届けられるか、どうしたら少しでも明るい気持ちになってもらえるか、修業のような日々でもあって。山一つ超えたと思ったらまた一つと、山脈を登っているような感覚だった」。ディズニー映画への参加が決まって、初お披露目までの山、初のテレビ披露も山、イベントでの初歌唱、そして紅白…。「最後、紅白というのはエベレスト級だなと。しっかり足腰を鍛えたいです」と、しゃれっけたっぷりなコメントで決意を語った。

　今回の番組テーマは「ボーダレス－超えてつながる大みそか－」。コロナ禍や世界での戦火、自然災害など不安な時代だからこそ発揮できる、音楽の力を表現する。司会は有吉弘行、橋本環奈、浜辺美波、高瀬耕造アナウンサー。

　ゲスト審査員は、元車いすテニスの国枝慎吾さん、陸上女子やり投げの北口榛花、俳優・堺雅人、寺島しのぶ、吉高由里子、歌人・俵万智さん、お笑いタレントのバカリズム、ウクライナ国立歌劇場バレエ芸術監督・寺田宜弘さんの“今年の顔”8人。