【紅白リハ】10-FEET 初の大舞台へ「リアリティある演奏を見せられたら」

2023年12月29日 20:04

芸能

【紅白リハ】10-FEET 初の大舞台へ「リアリティある演奏を見せられたら」
<紅白歌合戦・リハーサル>ポーズを決める10ーFEETの(左から)KOUICHI、TAKUMA、NAOKI(撮影・尾崎 有希) Photo By スポニチ
 大みそかの「第74回NHK紅白歌合戦」(後7・20)のリハーサルが29日、東京・渋谷のNHKホールでスタートし、初出場のスリーピースロックバンド「10-FEET」が囲み取材に出席した。
 地元・京都を拠点に結成された、TAKUMA、NAOKI、KOUICHIによる「10-FEET」。バンド結成25周年を迎えた2022年、「スラムダンク」漫画家の井上雄彦氏が監督・脚本を務めたアニメ映画「THE FIRST SLAM DUNK」エンディング主題歌に「第ゼロ感」が抜てきされ、ストリーミングの再生回数は2億回を突破。「バスケットのテーマ曲として使用される」など社会現象となった。

 初めての大舞台に向けて楽しんでいるのかを問われるとTAKUMAは「楽屋の雰囲気、通路から、NHKの食堂から」と雰囲気を存分に堪能している様子。また初出場が決まり「家族、親戚、同級生、会う人会う人に“おめでとう”と言われます」と祝福の言葉をかけられることを明かした

 本番に向けて「映画スラムダンクで第ゼロ感という曲を使っていただいて、バスケの躍動感、スピード感を演出できたらと思います」と意気込みを口にした。映画については「僕らも何回も見に行きました」とし、3人ともそれぞれ4回は見たという。

 今年は「映画大ヒットしてましたので。僕らアルバム出してツアーやってまして。1年間ツアーやりながら、合間合間に映画を見たりして、海外でヒットしてましたから、ニュースとか情報で見ながらドキドキしながらツアーしてました」と語るTAKUMA。「どんなドキドキ?」と質問が飛ぶと、KOUICHIは「年齢だと思います(笑い)」と即答して会場を笑わせた。

 「経験したことのないことを経験できた」というTAKUMAの今年の漢字1文字は「走る。走です」とし「ツアーと音楽の制作とバンドにまつわる活動で駆け抜けたというか、走りっぱなしだった」と振り返った。

 結成25年が経った今も演奏は「走りがち」とTAKUMAは苦笑いしつつ「一生懸命、連絡取り合って、はしりんぼやめようなって」と本番は落ち着いて演奏したいとした。それでも「本番になったら、僕らの曲にこう(前しかみえない)になってると思う。集中してるのか、緊張してるのか。それくらい緊張」と周りが見えなくなるほどの緊張に襲われる可能性があると口にしたが「リアリティある演奏を見せられたら」と意気込みを語った。なお、本番ではバスケット日本代表の富樫勇樹と河村勇輝も登場し、一緒にステージを盛り上げる。

 今回の番組テーマは「ボーダレス-超えてつながる大みそか-」。コロナ禍や世界での戦火、自然災害など不安な時代だからこそ発揮できる、音楽の力を表現する。司会は有吉弘行、橋本環奈、浜辺美波、高瀬耕造アナウンサー。

 ゲスト審査員は、元車いすテニスの国枝慎吾さん、陸上女子やり投げの北口榛花、俳優・堺雅人、寺島しのぶ、吉高由里子、歌人・俵万智さん、お笑いタレントのバカリズム、ウクライナ国立歌劇場バレエ芸術監督・寺田宜弘さんの“今年の顔”8人。
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