Mrs. GREEN APPLE レコード大賞 結成10周年に初栄冠! 大森「背筋が伸びます」

2023年12月31日 05:10

芸能

Mrs. GREEN APPLE レコード大賞 結成10周年に初栄冠! 大森「背筋が伸びます」
大賞を受賞したMrs. GREEN APPLE(撮影・藤山 由理) Photo By スポニチ
 「第65回日本レコード大賞」(主催日本作曲家協会)の最終審査会が30日、東京・初台の新国立劇場で行われ、ロックバンド「Mrs. GREEN APPLE」の「ケセラセラ」が大賞に輝いた。Spotifyなどサブスクリプション(定額聴き放題)の各主要サービスで、今年国内で最も聴かれたアーティスト1位に選ばれるなど音楽界を席巻。初の栄冠を手にした。
 2023年の音楽シーンを彩ったミセスが、有終の美を飾った。大賞が発表された瞬間、3人で肩を抱き寄せ合い歓喜。ボーカル&ギターの大森元貴(27)は盾を手に「背筋が伸びます。光栄です!」と充実の表情。一段と大きな手拍子が会場に響く中、大森は手と声を震わせて最後まで歌い上げた。

 ロックバンドの大賞受賞は昨年の「SEKAI NO OWARI」に続き、2年連続7回目。今回大賞に選ばれた「ケセラセラ」は今年4月に配信されると、自身最速ペースで、サブスクのヒットの基準と言われる再生回数1億回を超える2億回を突破。同曲を収録したアルバム「ANTENNA」は売り上げ20万枚を記録し、一躍注目を浴びた。

 ミセスの特徴は、複数の曲がサブスクの上位ランキングに入っていること。主要サービスのSpotifyでは、7月7日付トップソング10位以内に「Magic」「ダンスホール」など4曲が入り、今年国内で最も再生された曲として「ダンスホール」が4位にランクイン。ビルボードジャパンでは、最新曲やロングヒット曲と併せて計11曲がトップ100入り。今年度のチャートイン曲数最多を記録するなど存在感を示した。

 2013年に結成され、今年結成10周年の節目。20年7月に活動休止し、当時の5人組から2人が脱退。約1年8カ月の休止期間を経て、昨年3月に「フェーズ2(第2局面)」として再開した。ポジティブな歌詞とメロディーで、聴くと前向きになれる曲が多いミセス。コロナ禍が収まり日常が戻り始めた今、音楽で聴く人の背中を押してきた。今年7月からアリーナツアー、8月には埼玉・ベルーナドームで自身初のドーム公演を成功させ、ライブバンドとしての評価も急上昇している。

 実績と経験を積み上げ、大みそか放送の「第74回NHK紅白歌合戦」に満を持して初出場。大活躍の一年を、夢舞台で華やかに締めくくる。


 ◇Mrs. GREEN APPLE(ミセス・グリーン・アップル) 大森、ギターの若井滉斗、キーボードの藤澤涼架の3人組。2015年にメジャーデビュー。バンド名の由来は「いつまでも熟さない青リンゴのように」。今年、フジテレビのバレーボール日本代表応援ソングに「ANTENNA」が起用された。
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