KANさん無二の逸話、今も続々!入院中の院内移動は“シャツに蝶ネクタイ”だった「着替えて注射打ちに」

2023年12月31日 17:02

芸能

KANさん無二の逸話、今も続々!入院中の院内移動は“シャツに蝶ネクタイ”だった「着替えて注射打ちに」
シンガー・ソングライターのKANさん Photo By スポニチ
 スターダスト☆レビューの根本要(66)と、シンガー・ソングライター馬場俊英(56)が30日に放送されたFM COCOLOのレギュラー番組「Wabi-Sabiレディオ・ショー」で、11月12日に亡くなったシンガー・ソングライターKANさん(享年61)の秘話を明かした。
 同番組でKANさんとレギュラーを務め、公私にわたり親交を深めた根本と馬場。年内最後の放送では「KANさんの話題をなくして今年は振り返れない」と思い出を語った。

 飲むときは決まってKANさん行きつけの店だったという2人。馬場は「KANさんはお店の方と絶大な信頼関係を築いてて、すごく心地良い時間を過ごせる。ああいう所も丁寧な方だった」と人柄に触れた。根本も「すべてにおいてちゃんとしてる人だよね」と褒めつつ、「でも奥様に聞いたら“外面はしっかりしてるけど、内側でやる方は大変なのよ”って」と笑った。

 さらに、「KANちゃんの入院中に僕らが最後のお見舞いに行った時も、ちゃんとロッカーにいつもの衣装と蝶ネクタイがかかってた」と回想。「検査に行く時にも必ずその衣装を着て行くってのがすごい。病院服じゃ歩かない」と身だしなみにこだわったKANさんらしい逸話を披露すると、馬場も「処置する部屋にちょっと移動する時も。パジャマからシャツと蝶ネクタイに着替えて注射を打ちに行ってたって」と驚きを込めた。

 根本は「凄くいい夫婦。奥様もミュージシャンで、そういう(KANさんの)気持ちもちゃんと分かった上で聞き入れてた」と、おしどり夫婦ぶりを紹介。その妻は、KANさんの葬儀で「あの人がまた、別の星に用事があるらしく帰ってしまいました」と表現していたといい、「何から何までスペシャルだった」とKANさんの無二で実りある人生を称えた。

 「自分の生き方を振り返った。本当に自分が亡くなる時に“アイツと居られて良かった”と思われるような人でいられるだろうか、と」と根本。「あんな風に人の心に好印象を残せるのか。“ややこしい”“めんどくせえ”って言われながらよ?アイツと居られてめちゃくちゃ楽しかったもんね」としみじみ語り、馬場も共感していた。 
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