【紅白】ano　喉不調もなんの！黒髪ド派手衣装のゲロチューダンスで魅了

　大みそか恒例の「第74回NHK紅白歌合戦（後7・20）が31日、東京・渋谷のNHKホールで行われ、「あのちゃん」こと歌手ano（年齢非公表）が紅組で初出場した。 　人気アニメ「チェンソーマン」のエンディングテーマ「ちゅ、多様性。」を歌唱する。王冠をかぶり、キラキラ衣装で登場。また、前日の「輝く！第65回日本レコード大賞」では金髪の髪をセンター分けにして「テレビ初」というパンツスタイルで登場したが、この日は黒髪で登場。そして、サングラスやネズミのお面をかぶったダンサーたちとキュートな“ゲロチューダンス”を見せた。

　今年はバラエティー番組で大ブレーク。舌足らずな話しぶりから繰り出される、毒舌やマイペースぶりで認知度を高めた。29日の囲み取材では、「自分でも相当忙しかったなって実感がありますね。音楽じっくりやっていたけど、他でのスケジュール取ったので、絶え間なくすき間なくやりました。お休みいただいたとしても、音楽制作したり、家にいても制作みたいな感じで、心と体は休まなかった」と、この1年を振り返った。

　紅白前日には日本レコード大賞の授賞式に出席。出演後のX（旧ツイッター）では「喉がぶっ壊れていて聞き苦しくてすいませんでした、、、」と告白。体は限界だが、年の瀬の舞台では不調を吹き飛ばすようなパフォーマンスで沸かせた。

　今回の番組テーマは「ボーダレス－超えてつながる大みそか－」。コロナ禍や世界での戦火、自然災害など不安な時代だからこそ発揮できる、音楽の力を表現する。司会は有吉弘行、橋本環奈、浜辺美波、高瀬耕造アナウンサー。

　ゲスト審査員は、元車いすテニスの国枝慎吾さん、陸上女子やり投げの北口榛花、俳優・堺雅人、寺島しのぶ、吉高由里子、歌人・俵万智さん、お笑いタレントのバカリズム、ウクライナ国立歌劇場バレエ芸術監督・寺田宜弘さんの“今年の顔”8人。