涙声リポートのTBS南波アナ 大分で熊本地震被災の過去 被災者を激励「声を掛け合って」
2024年01月05日 18:41
芸能
この日は能登半島の先端部分に近い能登町から被災状況を伝えた。沿岸部近くにある高台に逃げた人も多かったという。7日には雪が降る予報で、お年寄りも多いという同町の事情を伝え、「“雪が降った場合には、雪かきをするのが体力的にはきつい”と話している方もいらっしゃいました」と説明。また、電気が通っていない避難所もあるようで、「寒さ対策が一つ大きなポイントといいますか、大事になってくるポイントになってくると思います」と予測を語った。
スタジオの日比麻音子アナからは、「南波さん自身の昨日からの変化、体感などはいかがですか?」と問われた。南波アナは「寒さはコートなどを着て耐えられるくらいではありますけど、夜になってくるとかなり寒くて、中継が終わると相当、寒さを感じる」とリポート。「特に被災者の皆さんには、何とか乗り切ってほしい。その気持ちだけです」と、被災者にエールを送った。
リポートの中で、地震も被災経験があることを明かした。「地震が起きて5日目の夜、不安な方もいらしたと思います」と、被災者の心情を代弁。その上で、「私自身も熊本地震があった時には大分県に住んでいて、いつやむか分からない揺れに、本当に不安な気持ちになりました」と打ち明けた。南波アナはNHK時代、大分放送局に在籍したことがあり、16年の熊本地震では大分県でも震度6弱を観測。「思い出すと、その時に支えてくれたのは、仲間であり、周りの声掛けだったと思います」と振り返った。
そんな自身の経験を踏まえ、「無責任なことは当然、言えませんが、本当に皆さん、声を掛け合って、不安な夜を乗り切って欲しい。それをすごく感じています」と、心からのエールを送っていた。