TBS井上貴博アナ NHK山内泉アナの絶叫アナウンスに拍手「勇気がいる。批判も分かっていると」

2024年01月06日 14:42

芸能

TBS井上貴博アナ NHK山内泉アナの絶叫アナウンスに拍手「勇気がいる。批判も分かっていると」
TBS・井上貴博アナウンサー Photo By スポニチ
 TBS井上貴博アナウンサー(39)が6日、パーソナリティーを務める同局ラジオ「井上貴博 土曜日の『あ』」(土曜後2・00)に、石川県金沢市から出演した。
 能登半島地震で被災地取材を続けており、この日は北陸放送のスタジオから中継での出演となった。

 1日午後4時10分ごろに発生した地震で、同県志賀町で最大震度7を記録。珠洲市や輪島市などを中心に各地で大きな被害が出ており、6日の時点で死者は100人を超えたほか、安否不明者が多数報告されている。

 井上アナは「震度7とただごとではないなと思って、すぐ出社して、特別番組を担当させてもらった」と、元日に急きょ出社してニュース特番に出演したことを回想。その後、被災地に入り、4、5日には「Nスタ」で珠洲市から被害の状況を伝えた。

 今回の震災報道を巡っては、NHK山内泉アナの取った行動が大きな話題になった。山内アナは「ここは大丈夫だとは思うのは危険です。情報を待って逃げ遅れないで下さい!」「テレビを消さなくていいです!可能な限り逃げて下さい。高いところへ逃げること!」「今すぐ避難!今すぐ避難!東日本大震災を思い出して下さい!」と、絶叫に近い強い口調で危機感を伝え、速やかな避難を呼びかけていた。

 命を守るために役立つ情報をと、批判を恐れぬ行動。井上アナは「私は同業者として、山内アナウンサーに心から敬意を表したいと、あのアナウンスに感じまして」と賛辞を送った。「あれって勇気がいると思うんですよ。あれだけ振り切って絶叫すると、相当な批判もいただくというのは分かっていると思う」。

 また「NHKのマニュアルは随時、更新されているようなので、ああいう時は絶叫しようということになっていたと思う」と推測しつつ、「あそこで自分ができるかという。どちらかというと優しい放送、丁寧な放送がいいと言われている中で、あそこまで振り切る」と、自身の思いを語った。

 4年ほど前からNHK、民放各局のアナウンサーが集まって、防災について勉強会のような集まりを開いているという。「どうしたもんかねと話している中で、山内アナウンサーはあそこまで振り切って、絶叫のアナウンスをした。あれを拝見していて、いち局アナウンサーとして、私だったら何ができるかいろいろ考えさせられたきっかけになりました」と話していた。
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